2021年04月15日 [からだのこと]
コロナ後遺症
お疲れ様です。院長です。
4月15日の木曜日でございます。
4月も折り返しに入り、後半戦に突入ですな。
今年は、桜がアッちゅう間でしたから、春感がどうもズレてる感じですが、春はこれからですぜ。
とは言え、コロナがねー…。
またジワジワきてますし、緊急事態の次は、マンボーだかまんぼーだか…。
第4波ってことのようですが、新種株もかなり感染してますし、今回のこそ、ヤバイ気がするんですがねぇ…。
ってことで、今日はコロナのいわゆる後遺症、それも意外と報告がない部分についてのお話しでもしてみようかと思います。
コロナ流行下にもかかわらず、海外では、感染対策を無視した野外パーティーが報道されていたり、日本でも繁華街を中心に人出がやはり一定数あります。
こうした人は、やはり若年が中心なんですが、若者であっても感染し、重症化しうることももう分かっています。
また、感染時には無症状や軽症であっても、後遺症が残るケースも相当数報告されています。
英国の大規模コホート研究では、男性が症例の60%を占め、性別が危険因子の1つであることが報告されている中、後遺症の1つとして、無精子症など生殖機能への影響が注目されているそうです。
「結婚相手として、新型コロナ感染の有無が気になる」と言う女性の声も聞こえるそうです。
イタリアの研究チームが2020年7月に発表した報告によると、調査した感染者143例のうち87.4%が、新型コロナから回復した後(発症から平均2ヵ月後)も、何らかの症状を訴えていたそうです。
倦怠感や呼吸苦の症状が続いているケースが多かったようですが、味覚障害や筋肉痛などさまざまな症状が見られました。
32%で1〜2つ、55%で3つ以上の症状が見られ、44%がQOL(生活の質)の低下を自覚していたそうです。
中国で2020年6月に報告された新型コロナ患者の死亡剖検結果(91例)によると、ウイルスはほぼ全身に広がり、全身の臓器に変化が生じていることがわかったそうです。
この結果を基に、新型コロナ後遺症を12に分類、最初に挙げたのが妊孕性(妊娠するために必要な臓器と機能。女性では子宮や卵巣、男性では精巣)への影響だったそうです。
特に精巣においてさまざまな程度の生殖細胞の減少と障害を起こしていたと報告されています。
精巣は新型コロナウイルスの受容体であるACE2を多量に発現しており、感染により精子生成とアンドロゲン合成に影響を及ぼす可能性が推測されると指摘しております。
精子生成の障害は男性の生殖機能に影響を与える可能性があり、重度の場合は男性不妊につながります。
また、アンドロゲンの欠乏は男性の第2次性徴や性機能に影響を与え、QOLを低下させると考えられると…。
ドイツの研究チームが2021年1月に発表した報告では、新型コロナに感染した男性84例と、同年代の健康な男性105例の精液を60日間わたって10日ごとに分析したところ、感染者は健康人と比較して、精子に悪影響を及ぼす炎症と酸化ストレスを示す数値が著しく高かったことも分かっているそうです。
どうも、よろしくないデータが出ていますねぇ。
で、わたくし院長的にすごく問題だと感じるのは、こういった男性の症状なんですが、これらは全く無自覚なんですよね。
簡単に言えば、痛くもかゆくもないってヤツで、本人に何の変化もみられないはずなんです。
まぁ、アンドロゲンの合成に影響が出るとありますが、極端にアンドロゲン(男性ホルモン)値が低下すると、やる気がなくなったり、精力が減退したりしますが、明らかに気付くかどうかと言うとこれも疑問ですしね。
ですが、英国の専門家らは、男性の生殖機能に影響を及ぼす「決定的な証拠」はまだ見つかっていないとし、「男性は過度に警戒すべきではない」との見方も示しています。
また、恐ろしい事に、精液から新型コロナウイルスが検出されたという報告もあるそうなんです。
エボラ出血熱やジカウイルス感染症が性行為で感染することから、新型コロナも性感染症となる可能性が懸念されているんだとか…。
中国は河南省の市立病院で2020年5月、新型コロナ感染症と診断された男性38人(急性期15例、回復期23例)のうち、PCR検査で6例(15.8%、急性期4例、回復期2例)の精液からウイルスが見つかったという報告があったそうです。
現時点では、精液中にウイルスが見つかったってことにすぎないんですが、これも恐ろしいですよねぇ。
専門家によると、性感染症と判断するには(1)性行為によって間違いなく感染したと考えられる事例が存在すること(2)精液から生きたウイルスが分離されること が必要だそうで、(2)については、ウイルス培養できることがわかれば、性行為によって感染する可能性が出てくるからだそうです。
性感染するとなると、これまた余計な感染対策も必要となりますし、母子感染(垂直感染)も懸念されますしね。
なんだか、ドンドン本性を現してきた感のあるコロナですが、まだまだ収束のメドはたっていません。
とにかく今は、最大限の感染対策をし、ワクチン接種がいきわたるまで凌ぐしかないですよね。
まだ戦いは続きます。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月15日の木曜日でございます。
4月も折り返しに入り、後半戦に突入ですな。
今年は、桜がアッちゅう間でしたから、春感がどうもズレてる感じですが、春はこれからですぜ。
とは言え、コロナがねー…。
またジワジワきてますし、緊急事態の次は、マンボーだかまんぼーだか…。
第4波ってことのようですが、新種株もかなり感染してますし、今回のこそ、ヤバイ気がするんですがねぇ…。
ってことで、今日はコロナのいわゆる後遺症、それも意外と報告がない部分についてのお話しでもしてみようかと思います。
コロナ流行下にもかかわらず、海外では、感染対策を無視した野外パーティーが報道されていたり、日本でも繁華街を中心に人出がやはり一定数あります。
こうした人は、やはり若年が中心なんですが、若者であっても感染し、重症化しうることももう分かっています。
また、感染時には無症状や軽症であっても、後遺症が残るケースも相当数報告されています。
英国の大規模コホート研究では、男性が症例の60%を占め、性別が危険因子の1つであることが報告されている中、後遺症の1つとして、無精子症など生殖機能への影響が注目されているそうです。
「結婚相手として、新型コロナ感染の有無が気になる」と言う女性の声も聞こえるそうです。
イタリアの研究チームが2020年7月に発表した報告によると、調査した感染者143例のうち87.4%が、新型コロナから回復した後(発症から平均2ヵ月後)も、何らかの症状を訴えていたそうです。
倦怠感や呼吸苦の症状が続いているケースが多かったようですが、味覚障害や筋肉痛などさまざまな症状が見られました。
32%で1〜2つ、55%で3つ以上の症状が見られ、44%がQOL(生活の質)の低下を自覚していたそうです。
中国で2020年6月に報告された新型コロナ患者の死亡剖検結果(91例)によると、ウイルスはほぼ全身に広がり、全身の臓器に変化が生じていることがわかったそうです。
この結果を基に、新型コロナ後遺症を12に分類、最初に挙げたのが妊孕性(妊娠するために必要な臓器と機能。女性では子宮や卵巣、男性では精巣)への影響だったそうです。
特に精巣においてさまざまな程度の生殖細胞の減少と障害を起こしていたと報告されています。
精巣は新型コロナウイルスの受容体であるACE2を多量に発現しており、感染により精子生成とアンドロゲン合成に影響を及ぼす可能性が推測されると指摘しております。
精子生成の障害は男性の生殖機能に影響を与える可能性があり、重度の場合は男性不妊につながります。
また、アンドロゲンの欠乏は男性の第2次性徴や性機能に影響を与え、QOLを低下させると考えられると…。
ドイツの研究チームが2021年1月に発表した報告では、新型コロナに感染した男性84例と、同年代の健康な男性105例の精液を60日間わたって10日ごとに分析したところ、感染者は健康人と比較して、精子に悪影響を及ぼす炎症と酸化ストレスを示す数値が著しく高かったことも分かっているそうです。
どうも、よろしくないデータが出ていますねぇ。
で、わたくし院長的にすごく問題だと感じるのは、こういった男性の症状なんですが、これらは全く無自覚なんですよね。
簡単に言えば、痛くもかゆくもないってヤツで、本人に何の変化もみられないはずなんです。
まぁ、アンドロゲンの合成に影響が出るとありますが、極端にアンドロゲン(男性ホルモン)値が低下すると、やる気がなくなったり、精力が減退したりしますが、明らかに気付くかどうかと言うとこれも疑問ですしね。
ですが、英国の専門家らは、男性の生殖機能に影響を及ぼす「決定的な証拠」はまだ見つかっていないとし、「男性は過度に警戒すべきではない」との見方も示しています。
また、恐ろしい事に、精液から新型コロナウイルスが検出されたという報告もあるそうなんです。
エボラ出血熱やジカウイルス感染症が性行為で感染することから、新型コロナも性感染症となる可能性が懸念されているんだとか…。
中国は河南省の市立病院で2020年5月、新型コロナ感染症と診断された男性38人(急性期15例、回復期23例)のうち、PCR検査で6例(15.8%、急性期4例、回復期2例)の精液からウイルスが見つかったという報告があったそうです。
現時点では、精液中にウイルスが見つかったってことにすぎないんですが、これも恐ろしいですよねぇ。
専門家によると、性感染症と判断するには(1)性行為によって間違いなく感染したと考えられる事例が存在すること(2)精液から生きたウイルスが分離されること が必要だそうで、(2)については、ウイルス培養できることがわかれば、性行為によって感染する可能性が出てくるからだそうです。
性感染するとなると、これまた余計な感染対策も必要となりますし、母子感染(垂直感染)も懸念されますしね。
なんだか、ドンドン本性を現してきた感のあるコロナですが、まだまだ収束のメドはたっていません。
とにかく今は、最大限の感染対策をし、ワクチン接種がいきわたるまで凌ぐしかないですよね。
まだ戦いは続きます。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院