2021年01月27日 [動物のこと]
磁場検知
お疲れ様です。院長です。
1月27日の水曜日でございます。
今月も支払い週間がやってきました。
今月も、正月休み有り、コロナ有りで散々でございますなぁ…。
目下、緊急事態宣言の真っ只中で、夜8時以降の外出自粛なんて御触れが出てますし、まぁその時間帯はあんまり関係ないですが、全体的に暇ですなぁ。
暇って事もないんですが、やはり微妙に下火になってきてはいます。
もう、かれこれ1年近くになりますしねぇ。
世界は一体どうなっていくんでしょうか。
果たして元の生活に戻れる日は来るんでしょうか…。
てな人事みたいに言うてたらあきまへんな。
何とかしないとね。
ってことで、今日もネタに入りますが、今日は動物の特殊能力についてのお話しでございます。
動物界には第六感が本当に存在していると言われています。
それは「磁覚」と呼ばれる磁場を感じる力で、例えば渡り鳥はかなり正確な方向感覚を持っていると言われていますが、これは彼らが磁場を知覚できるからだと考えられています。
これまで謎とされてきたそのメカニズムですが、東京大学の研究グループによって、史上初めて磁場(磁力)に対して量子力学的な反応をする細胞の様子が観察されたそうなんです。
鳥やコウモリ、ウナギやクジラなど、地球の地磁気(磁場)を感じることができる動物はたくさんいます。
驚いたことに、人間にすらそうした力が備わっている可能性があるそうです。
しかし、その詳しい仕組みはあまりよく分かっていません。
それが微生物(細菌)によってもたらされるなどいくつかの仮説はありますが、主流な考え方は、「ラジカルペア・メカニズム」という細胞内で起きる量子力学的・化学的反応が関係しているというものです。
分子が光によって励起(れいき 原子や分子が外からエネルギーを与えられ、もとのエネルギーの低い安定した状態からエネルギーの高い状態へと移ること。)すると、そこにある電子が別の分子に向かってジャンプすることがあります。
通常、電子は2つずつのペアになっているものなのなんですが、こうしたジャンプによって電子が1つしかない(ラジカル)分子が2つ出来上がった状態、これが「ラジカルペア」と呼ばれるものです。
あー…
ややこしいな。
でも、細かく分からなくても大丈夫なんで、フーンって感じで読み進めて下さい。
で、電子のような粒子には、「スピン」という量子力学的な状態があります。
そして、もしこのラジカルペアのスピンが互いに一致していれば、ゆっくりとした化学反応が起こります。
その反対にスピンが一致していなければ、化学反応は素早いものとなります。
磁場は電子のスピンに影響を与えるので、細胞内の化学反応を左右し、それが動物の行動の変化にもつながります。
これがラジカルペア・メカニズムと磁覚の関係と言われています。
磁覚を備えた動物の細胞の中でラジカルペア・メカニズムを起こしているのは、「クリプトクロム」というタンパク質だと考えられています。
今回、史上初めて観察されたのは、このタンパク質が磁力に反応している姿だそうです。
研究グループは「HeLa細胞」(1950年代に亡くなった女性の癌細胞から分離された人間由来細胞株)のクリプトクロムを構成する亜粒子「フラビン」に着目しました。
この粒子には、青い光を照射すると蛍光色を発する性質があり、そこで細胞に青色光を照射して光らせながら、4秒毎にさっと磁場にさらしてみました。
するとその度に蛍光が3.5%ほど低下したそうです。
研究グループによると、こうした陰りはラジカルペア・メカニズムが起きている証拠であるという話しです。
フラビンが光によって励起したとき、ラジカルペアか蛍光のどちらかが生じる。
これはつまり、蛍光の強さは、ラジカルペアの反応の速さによって左右されるということだと考えられるわけです。
磁場にさらされると、ラジカルペアの電子スピン状態はお互いに一致します。
すると化学反応がゆっくりになり、その作用で蛍光の強さが全体的に陰るということですな。
「純粋な量子力学的プロセスが細胞レベルの化学反応に影響を与えているところを観察できたことを示す、超強力な証拠だと考えています」と、論文共著者のジョナサン・ウッドワード教授は述べています。
なお今回の実験で使われた磁場は、一般的な冷蔵庫の磁石くらいの強さで、地球の地磁気より500倍も強いそうです。
ならばやはり地磁気とラジカルペア・メカニズムは関係ないのではと思うかもしれませんが、面白いことに、磁場を弱くした方が、ラジカルペアの電子スピン状態を切り替えやすかったとのことなんですね。
このこともまた、磁覚を備えた動物の細胞内でラジカルペア・メカニズムが作用していることを示唆しているのかもしれないと…。
まぁ、難しい話に聞こえますが、やはり一部の動物には、磁場をとらえる機能が備わってるんだなぁ〜くらいでいいです(笑)
この磁場をとらえる力は、一部では方向感覚に大きな影響をもたらすとも考えられています。
わたくし院長、極端な方向音痴なんですよね…。
あまりにもヒドイので、個人的にこれは、磁場を感知するタンパク質が体内にないんではないかと睨んでおります。
ま、特に困るってほどのこともないんですけど、やたら道には迷います。
それから、建物内でも迷います。
広いガレージなんかでも平気で迷います。
あ、結構困るな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月27日の水曜日でございます。
今月も支払い週間がやってきました。
今月も、正月休み有り、コロナ有りで散々でございますなぁ…。
目下、緊急事態宣言の真っ只中で、夜8時以降の外出自粛なんて御触れが出てますし、まぁその時間帯はあんまり関係ないですが、全体的に暇ですなぁ。
暇って事もないんですが、やはり微妙に下火になってきてはいます。
もう、かれこれ1年近くになりますしねぇ。
世界は一体どうなっていくんでしょうか。
果たして元の生活に戻れる日は来るんでしょうか…。
てな人事みたいに言うてたらあきまへんな。
何とかしないとね。
ってことで、今日もネタに入りますが、今日は動物の特殊能力についてのお話しでございます。
動物界には第六感が本当に存在していると言われています。
それは「磁覚」と呼ばれる磁場を感じる力で、例えば渡り鳥はかなり正確な方向感覚を持っていると言われていますが、これは彼らが磁場を知覚できるからだと考えられています。
これまで謎とされてきたそのメカニズムですが、東京大学の研究グループによって、史上初めて磁場(磁力)に対して量子力学的な反応をする細胞の様子が観察されたそうなんです。
鳥やコウモリ、ウナギやクジラなど、地球の地磁気(磁場)を感じることができる動物はたくさんいます。
驚いたことに、人間にすらそうした力が備わっている可能性があるそうです。
しかし、その詳しい仕組みはあまりよく分かっていません。
それが微生物(細菌)によってもたらされるなどいくつかの仮説はありますが、主流な考え方は、「ラジカルペア・メカニズム」という細胞内で起きる量子力学的・化学的反応が関係しているというものです。
分子が光によって励起(れいき 原子や分子が外からエネルギーを与えられ、もとのエネルギーの低い安定した状態からエネルギーの高い状態へと移ること。)すると、そこにある電子が別の分子に向かってジャンプすることがあります。
通常、電子は2つずつのペアになっているものなのなんですが、こうしたジャンプによって電子が1つしかない(ラジカル)分子が2つ出来上がった状態、これが「ラジカルペア」と呼ばれるものです。
あー…
ややこしいな。
でも、細かく分からなくても大丈夫なんで、フーンって感じで読み進めて下さい。
で、電子のような粒子には、「スピン」という量子力学的な状態があります。
そして、もしこのラジカルペアのスピンが互いに一致していれば、ゆっくりとした化学反応が起こります。
その反対にスピンが一致していなければ、化学反応は素早いものとなります。
磁場は電子のスピンに影響を与えるので、細胞内の化学反応を左右し、それが動物の行動の変化にもつながります。
これがラジカルペア・メカニズムと磁覚の関係と言われています。
磁覚を備えた動物の細胞の中でラジカルペア・メカニズムを起こしているのは、「クリプトクロム」というタンパク質だと考えられています。
今回、史上初めて観察されたのは、このタンパク質が磁力に反応している姿だそうです。
研究グループは「HeLa細胞」(1950年代に亡くなった女性の癌細胞から分離された人間由来細胞株)のクリプトクロムを構成する亜粒子「フラビン」に着目しました。
この粒子には、青い光を照射すると蛍光色を発する性質があり、そこで細胞に青色光を照射して光らせながら、4秒毎にさっと磁場にさらしてみました。
するとその度に蛍光が3.5%ほど低下したそうです。
研究グループによると、こうした陰りはラジカルペア・メカニズムが起きている証拠であるという話しです。
フラビンが光によって励起したとき、ラジカルペアか蛍光のどちらかが生じる。
これはつまり、蛍光の強さは、ラジカルペアの反応の速さによって左右されるということだと考えられるわけです。
磁場にさらされると、ラジカルペアの電子スピン状態はお互いに一致します。
すると化学反応がゆっくりになり、その作用で蛍光の強さが全体的に陰るということですな。
「純粋な量子力学的プロセスが細胞レベルの化学反応に影響を与えているところを観察できたことを示す、超強力な証拠だと考えています」と、論文共著者のジョナサン・ウッドワード教授は述べています。
なお今回の実験で使われた磁場は、一般的な冷蔵庫の磁石くらいの強さで、地球の地磁気より500倍も強いそうです。
ならばやはり地磁気とラジカルペア・メカニズムは関係ないのではと思うかもしれませんが、面白いことに、磁場を弱くした方が、ラジカルペアの電子スピン状態を切り替えやすかったとのことなんですね。
このこともまた、磁覚を備えた動物の細胞内でラジカルペア・メカニズムが作用していることを示唆しているのかもしれないと…。
まぁ、難しい話に聞こえますが、やはり一部の動物には、磁場をとらえる機能が備わってるんだなぁ〜くらいでいいです(笑)
この磁場をとらえる力は、一部では方向感覚に大きな影響をもたらすとも考えられています。
わたくし院長、極端な方向音痴なんですよね…。
あまりにもヒドイので、個人的にこれは、磁場を感知するタンパク質が体内にないんではないかと睨んでおります。
ま、特に困るってほどのこともないんですけど、やたら道には迷います。
それから、建物内でも迷います。
広いガレージなんかでも平気で迷います。
あ、結構困るな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院