2020年08月19日 [色々なこと]
バタフライ効果について
020。院長です。
8月19日の水曜日でございます。
本来なら、夏の終わりで少し涼しくなってくる頃のはずなんですが、全然そんな気配もなく、まったく暑い毎日です。
最近の温暖化の影響からの、季節感のズレってやはり世界的なもののようで、各地で「今までと違う」って現象を起こしてます。
まぁ、「今まで」といっても、それが正解かどうかは分かんないわけで、変化を受け入れるしかない部分はあるんですが、昔はどうだったんだろ?って思う事はありますよね。
例えば、「熱中症」なんて最近じゃ当たり前のワードですが、わたくし院長の子供の頃は、そんな病気なかったですし、少なくとも一般的ではありませんでしたよね。
水をこまめに飲むなんてことも言われませんでしたし、どっちか言うと、水分は取るなって勢いでした。
子供の頃も、水だのお茶だの飲み過ぎるとお腹こわすし、ご飯食べればくなるしやめときなさいって言われてました。
それ位、暑さがマシだったんでしょうかね。
ちょっと自分の子供の頃、どんなだったかもう一度体験してみたいとか思いますよね〜。
ってな強引な始まりから、今日はタイムマシンなお話しでもしてみたいと思います。
みなさんは「バタフライ効果」って言葉はご存知でしょうか。
初期条件の僅わずかな差が、その結果に大きな違いを生むことなんかを指す言葉なんですが、由来はブラジルの熱帯雨林にいる1匹の蝶が羽ばたいて、それによって生み出されたわずかな空気の揺らぎは、連鎖的な変化を引き起こして、やがてはテキサスで竜巻を作り出した――。
実際に蝶が遠く離れたところに竜巻を作り出すかどうかは分かりませんが、この話はカオス運動の予測の難しさと初期値鋭敏性を表す寓話として気象学者エドワード・ローレンツが述べたものです。
こうした力学系のわずかな変化が、その後の状態を大きく変化させる現象のことを「バタフライ効果」といいます。
バタフライ効果は、タイムトラベルものの映画やドラマにもよく登場します。
過去に与えたわずかな影響が現在を大きく変えてしまうなんてことが本当にあるのかどうか、今のところ過去に行くことができない私たちには確かめられません。
このバタフライ効果をふんだんに盛り込み、娯楽大作として完成している映画に、「バックトゥザフューチャー」ってのがあります。
この物語の核に、未来からスポーツ年間なる本を過去に持っていき、過去の自分に渡すってシーンがあります。
物語では、そのことがあって未来が大きく変わるんですが、果たして本当にこんな事は起こるのか?
そこで、ロスアラモス国立研究所(アメリカ)の理論物理学者ニコライ・シニツィン氏らは、それを量子コンピューターのシミュレーションで試してみることにしたんだそうです。
「量子コンピューターなら問題なく、時間の進化を逆にシミュレーションできます」と、シニツィン氏は話しています。
もちろん私たち人間やその歴史ほど複雑なものではありません。
それでも相関した量子状態でなる連続したシーケンスは、小さな変化がその後の未来に及ぼす影響を再現する上でかなり有効だってことです。
シニツィン氏らが知りたかったのは、不確定な量子(ここでは重ね合わせ状態にある「量子ビット」)にもつれを作り出す相互作用を逆転させ、そこにバタフライ効果のタネを組み込んだら一体どうなるのかということでした。
”その後”の未来は”元々”の未来と変わってしまうのでしょうか…?
ちょっと表現が難しいですが、具体期にはIBMが開発した量子コンピューター「Q」を使い、論理ゲートにいくつものもつれた量子ビットを通過させ、その現在の結果を確定させます。
次いでそれを逆にシミュレーションして過去にさかのぼり、どこかの時点で一部だけを観測します。
こうすることで過去の量子ビットを部分的に確定してしまうわけですね。
もし量子の世界にバタフライ効果があるのならば、再び現在へ向かってシミュレーションしたときに、部分的な変更はさらなら変化を生み、最初の状態には戻らないはずです。
ところが、このシミュレーションの結果、量子の世界ではバタフライ効果などないことが判明したんだそうです。
研究グループの推測によれば、量子ビットのもつれた歴史は、すぐに撹乱されてしまうデリケートな変数の集まりなどではなく、正確に未来を保存しています。
過去への旅が複雑なものになるほど、量子ビットはすでに起きた未来の情報はそのままに、断固として元々の現在へと戻ろうとするのだそうです。
もちろん、現在の科学では過去に行くことなどできないが、少なくとも未来の人間がタイムスリップし、図らずも歴史を大きく変えてしまう――
そんな心配はどうやらいらないようなんですね。
まぁ、未来は永遠にあるわけで、人類がどこかで滅亡しない限り、文明は発展し続けることでしょう。
いつか、タイムマシンも完成するかもしれません。
という事は、バタフライ効果があるならば、いつどこでそんな現象が起きるかもしれませんからねぇ…。
この研究の結果で言うと、一度おこった未来は変えることが出来ないってことになります。
仮に、過去に戻ってスポーツ年間を過去の自分い渡しても、そこから未来を捻じ曲げることはなく、断固として元々の状態になろうとするって感じですかね。
まぁ、過去に戻って過去の自分に会うってこと自体、ちょっと不可能な気もするんですが、もし可能ならやはりアドバイスくらいしてやりたいですなぁ…。
ま、結局それも未来に反映しないのなら意味ない気はしますが、過去に戻ってやり直すってのは、人類の共通の思いなんじゃないですかね。
どっちにしろ、タイムマシンが完成しなけりゃどうにもならないわけで、この研究も結局意味をなさないし、検証も出来ないじゃんねぇ(笑)
こういった無駄も何かの役に立つのかもしれません。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月19日の水曜日でございます。
本来なら、夏の終わりで少し涼しくなってくる頃のはずなんですが、全然そんな気配もなく、まったく暑い毎日です。
最近の温暖化の影響からの、季節感のズレってやはり世界的なもののようで、各地で「今までと違う」って現象を起こしてます。
まぁ、「今まで」といっても、それが正解かどうかは分かんないわけで、変化を受け入れるしかない部分はあるんですが、昔はどうだったんだろ?って思う事はありますよね。
例えば、「熱中症」なんて最近じゃ当たり前のワードですが、わたくし院長の子供の頃は、そんな病気なかったですし、少なくとも一般的ではありませんでしたよね。
水をこまめに飲むなんてことも言われませんでしたし、どっちか言うと、水分は取るなって勢いでした。
子供の頃も、水だのお茶だの飲み過ぎるとお腹こわすし、ご飯食べればくなるしやめときなさいって言われてました。
それ位、暑さがマシだったんでしょうかね。
ちょっと自分の子供の頃、どんなだったかもう一度体験してみたいとか思いますよね〜。
ってな強引な始まりから、今日はタイムマシンなお話しでもしてみたいと思います。
みなさんは「バタフライ効果」って言葉はご存知でしょうか。
初期条件の僅わずかな差が、その結果に大きな違いを生むことなんかを指す言葉なんですが、由来はブラジルの熱帯雨林にいる1匹の蝶が羽ばたいて、それによって生み出されたわずかな空気の揺らぎは、連鎖的な変化を引き起こして、やがてはテキサスで竜巻を作り出した――。
実際に蝶が遠く離れたところに竜巻を作り出すかどうかは分かりませんが、この話はカオス運動の予測の難しさと初期値鋭敏性を表す寓話として気象学者エドワード・ローレンツが述べたものです。
こうした力学系のわずかな変化が、その後の状態を大きく変化させる現象のことを「バタフライ効果」といいます。
バタフライ効果は、タイムトラベルものの映画やドラマにもよく登場します。
過去に与えたわずかな影響が現在を大きく変えてしまうなんてことが本当にあるのかどうか、今のところ過去に行くことができない私たちには確かめられません。
このバタフライ効果をふんだんに盛り込み、娯楽大作として完成している映画に、「バックトゥザフューチャー」ってのがあります。
この物語の核に、未来からスポーツ年間なる本を過去に持っていき、過去の自分に渡すってシーンがあります。
物語では、そのことがあって未来が大きく変わるんですが、果たして本当にこんな事は起こるのか?
そこで、ロスアラモス国立研究所(アメリカ)の理論物理学者ニコライ・シニツィン氏らは、それを量子コンピューターのシミュレーションで試してみることにしたんだそうです。
「量子コンピューターなら問題なく、時間の進化を逆にシミュレーションできます」と、シニツィン氏は話しています。
もちろん私たち人間やその歴史ほど複雑なものではありません。
それでも相関した量子状態でなる連続したシーケンスは、小さな変化がその後の未来に及ぼす影響を再現する上でかなり有効だってことです。
シニツィン氏らが知りたかったのは、不確定な量子(ここでは重ね合わせ状態にある「量子ビット」)にもつれを作り出す相互作用を逆転させ、そこにバタフライ効果のタネを組み込んだら一体どうなるのかということでした。
”その後”の未来は”元々”の未来と変わってしまうのでしょうか…?
ちょっと表現が難しいですが、具体期にはIBMが開発した量子コンピューター「Q」を使い、論理ゲートにいくつものもつれた量子ビットを通過させ、その現在の結果を確定させます。
次いでそれを逆にシミュレーションして過去にさかのぼり、どこかの時点で一部だけを観測します。
こうすることで過去の量子ビットを部分的に確定してしまうわけですね。
もし量子の世界にバタフライ効果があるのならば、再び現在へ向かってシミュレーションしたときに、部分的な変更はさらなら変化を生み、最初の状態には戻らないはずです。
ところが、このシミュレーションの結果、量子の世界ではバタフライ効果などないことが判明したんだそうです。
研究グループの推測によれば、量子ビットのもつれた歴史は、すぐに撹乱されてしまうデリケートな変数の集まりなどではなく、正確に未来を保存しています。
過去への旅が複雑なものになるほど、量子ビットはすでに起きた未来の情報はそのままに、断固として元々の現在へと戻ろうとするのだそうです。
もちろん、現在の科学では過去に行くことなどできないが、少なくとも未来の人間がタイムスリップし、図らずも歴史を大きく変えてしまう――
そんな心配はどうやらいらないようなんですね。
まぁ、未来は永遠にあるわけで、人類がどこかで滅亡しない限り、文明は発展し続けることでしょう。
いつか、タイムマシンも完成するかもしれません。
という事は、バタフライ効果があるならば、いつどこでそんな現象が起きるかもしれませんからねぇ…。
この研究の結果で言うと、一度おこった未来は変えることが出来ないってことになります。
仮に、過去に戻ってスポーツ年間を過去の自分い渡しても、そこから未来を捻じ曲げることはなく、断固として元々の状態になろうとするって感じですかね。
まぁ、過去に戻って過去の自分に会うってこと自体、ちょっと不可能な気もするんですが、もし可能ならやはりアドバイスくらいしてやりたいですなぁ…。
ま、結局それも未来に反映しないのなら意味ない気はしますが、過去に戻ってやり直すってのは、人類の共通の思いなんじゃないですかね。
どっちにしろ、タイムマシンが完成しなけりゃどうにもならないわけで、この研究も結局意味をなさないし、検証も出来ないじゃんねぇ(笑)
こういった無駄も何かの役に立つのかもしれません。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院