2020年07月28日 [動物のこと]
リスペクトではなく、リスペスト。
お疲れ様です。院長です。
7月28日の火曜日でございます。
7月も残り3日、まだ雨降ってまっせ。
なんか、数年に一回は、こういう梅雨明けが遅い年がありますが、かと言って夏が早く終わるとは限りません。
9月になってもダラダラ暑いって予感がしますが、まぁ今年は夏を満喫!って感じでもないですし、これ位の方が良いのかもしれませんね。
梅雨もダラダラ続いてますが、コロナもしつこくダラダラしてますねぇ。
これもう、終わる気がしませんよね。
ワクチンが完成しない限り、収束はないよね。
仮に、今日ワクチンが完成した〜ってなっても、それが世界中の人々に集団免疫を与えるには、一体どれ位の時間がかかるのか…。
そう考えると、完全に元の状態に戻るのは、かなり難しい気もします。
海外旅行に自由に行けたなんてのが、昔の話になってしまうかもしれませんね。
そんなコロナ禍の中、先日はアメリカでの「ウサギエボラ」のお話しをしましたよね。
何故か、ここんとこウイルスが猛威を振るっていて、イタリアでは猫の「リッサウイルス感染症」が確認されたりもしています。
そして今日のネタなんですが、今度はコロラド州ジェファソン郡で、野生のリスに腺ペストの陽性反応が出たことを、郡の公衆衛生局が発表しました。
当局は、適切な予防策を講じなければ、人間や家畜に感染する可能性があると警告しており、複数の予防策を推奨しているそうなんですよ。
腺ペスト…
アカンやつやん。
コロラド州西部ジェファソン郡の公衆衛生当局(JCPH)は、今月11日の検査で、同郡モリソンに生息する野生のリスに腺ペストの陽性反応が出たことを発表しました。
これは、同郡で記録された腺ペストの初の症例であると理解されており、JCPHは声明文にて次のように述べています。
疫病は、エルシニアペスト菌によって引き起こされる感染症で、適切な予防策を講じなければ、人間や家畜が感染する可能性があります。
当局によると、感染したノミに刺されたり、感染した動物の咳を浴びたり、また感染した動物の血液や組織との直接接触があったりした場合に、人間がこの病気にかかる可能性があるということです。
ペットの中でも、特に猫は感染率が高いそうで、犬の場合は猫ほどではないですが、腺ペストに感染したげっ歯類のノミを拾って運ぶ可能性があることから、いずれも注意が必要ということです。
ペストと言えばネズミってイメージがありますが、ネズミのノミを犬や猫が拾って運ぶこともあるんですねぇ…。
そのため、当局では野生生物の近くに住むペットの飼い主は、ノミの人への移動を防ぐために、ノミ駆除について獣医師に相談すべきと促しているそうです。
腺ペストの症状には、発熱、悪寒、頭痛、吐き気以外にもリンパ節の2〜7日以内の痛みと腫れがあります。
腺ペストによるワクチンはありませんが、症状が現れてから24時間以内にそれと判明すれば、抗生物質で治療できる確率が高いです。
が、放置しておくと死に至る可能性もありますし、なかなかな感染率がありますから非常に危険です。
過去には世界中でパンデミックを起こしてますしね。
歴史を紐解くと、14世紀にヨーロッパで大流行し、このときのパンデミックでは当時のヨーロッパ総人口の約3分の1にあたる、およそ2500万人から3000万人もの死者を出したとされてますからいかに恐ろしいかお分かりいただけるかと思います。
とりあえず、ヒトに感染させないために、JCPHは、以下の予防策を推奨して注意喚起を促しています。
・全ての食料源、倉庫、家から野生生物のアクセスを排除すること。
・野生生物に餌を与えないこと。
・野生生物の生息地を減らすため、ゴミのない庭を維持すること。
・人やペットは病気や死んだ野生生物、げっ歯類との接触を避けること。
・ペットが病気になったら、獣医師に診察してもらうこと。
・ペットのノミやダニの防除についても、獣医師に相談すること。
・ペットが家の外で自由に移動しないようにし、野生生物を捕食して家の中に持ち込まないようにすること。
等々。
腸内細菌科に属するペスト菌の感染の仕方と症状の出方によって「腺ペスト」「肺ペスト」などに分類されていますが、「黒死病」と呼ばれた悪名高きペストは、人類の歴史を通じて最も致死率の高かった伝染病です。
アメリカでは腺ペストが完全に撲滅しているわけではなく、現在でも、1年あたり平均7人のペスト症例が報告されていますし、米国疾病予防管理センター(CDC)は2015年にコロラド州で2人がペスト感染により死亡したことを明かしています。
また、WHOによるとペストの死亡率は8〜10%と推定されているということですが、報告されていない症例もあるため、実際にはその数よりも多い可能性は否めません。
今回の新たなペスト菌においては、モンゴルのゴビアルタイ州に住む15歳少年が腺ペストを発症し死亡したことがモンゴル当局により確認されています。
この少年は狩りで捕らえたマーモットを食べた後、腺ペストを発症したとみられており、少年と接触した15人が隔離され、抗生物質による治療を受けているそうです。
また、同県内の5地域で、6日間の封鎖措置が取られました。
モンゴルでは今月初めにもホブド県で、2件の腺ペストの感染例が確認されており、内モンゴル自治区でも、遊牧民の男性1人が腺ペストに感染しました。
地元当局は、ペスト菌を媒介している恐れのあるマーモットの狩猟と食用を今年いっぱい禁止したそうです。
マーモット…
食っちゃうんだね。
まぁ、モンゴルの一部の人だけだとは思いますが、それにしてもこのタイミングな…。
世界がコロナでひっくり返ってる時、またペスト菌って…。
何としても、感染拡大しないよう、徹底して抑え込んでもらいたいです。
ネズミなんかが媒介する場合、貨物にネズミが紛れ込むとかで、簡単に海を渡っちゃうんで、本当に頼みますよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月28日の火曜日でございます。
7月も残り3日、まだ雨降ってまっせ。
なんか、数年に一回は、こういう梅雨明けが遅い年がありますが、かと言って夏が早く終わるとは限りません。
9月になってもダラダラ暑いって予感がしますが、まぁ今年は夏を満喫!って感じでもないですし、これ位の方が良いのかもしれませんね。
梅雨もダラダラ続いてますが、コロナもしつこくダラダラしてますねぇ。
これもう、終わる気がしませんよね。
ワクチンが完成しない限り、収束はないよね。
仮に、今日ワクチンが完成した〜ってなっても、それが世界中の人々に集団免疫を与えるには、一体どれ位の時間がかかるのか…。
そう考えると、完全に元の状態に戻るのは、かなり難しい気もします。
海外旅行に自由に行けたなんてのが、昔の話になってしまうかもしれませんね。
そんなコロナ禍の中、先日はアメリカでの「ウサギエボラ」のお話しをしましたよね。
何故か、ここんとこウイルスが猛威を振るっていて、イタリアでは猫の「リッサウイルス感染症」が確認されたりもしています。
そして今日のネタなんですが、今度はコロラド州ジェファソン郡で、野生のリスに腺ペストの陽性反応が出たことを、郡の公衆衛生局が発表しました。
当局は、適切な予防策を講じなければ、人間や家畜に感染する可能性があると警告しており、複数の予防策を推奨しているそうなんですよ。
腺ペスト…
アカンやつやん。
コロラド州西部ジェファソン郡の公衆衛生当局(JCPH)は、今月11日の検査で、同郡モリソンに生息する野生のリスに腺ペストの陽性反応が出たことを発表しました。
これは、同郡で記録された腺ペストの初の症例であると理解されており、JCPHは声明文にて次のように述べています。
疫病は、エルシニアペスト菌によって引き起こされる感染症で、適切な予防策を講じなければ、人間や家畜が感染する可能性があります。
当局によると、感染したノミに刺されたり、感染した動物の咳を浴びたり、また感染した動物の血液や組織との直接接触があったりした場合に、人間がこの病気にかかる可能性があるということです。
ペットの中でも、特に猫は感染率が高いそうで、犬の場合は猫ほどではないですが、腺ペストに感染したげっ歯類のノミを拾って運ぶ可能性があることから、いずれも注意が必要ということです。
ペストと言えばネズミってイメージがありますが、ネズミのノミを犬や猫が拾って運ぶこともあるんですねぇ…。
そのため、当局では野生生物の近くに住むペットの飼い主は、ノミの人への移動を防ぐために、ノミ駆除について獣医師に相談すべきと促しているそうです。
腺ペストの症状には、発熱、悪寒、頭痛、吐き気以外にもリンパ節の2〜7日以内の痛みと腫れがあります。
腺ペストによるワクチンはありませんが、症状が現れてから24時間以内にそれと判明すれば、抗生物質で治療できる確率が高いです。
が、放置しておくと死に至る可能性もありますし、なかなかな感染率がありますから非常に危険です。
過去には世界中でパンデミックを起こしてますしね。
歴史を紐解くと、14世紀にヨーロッパで大流行し、このときのパンデミックでは当時のヨーロッパ総人口の約3分の1にあたる、およそ2500万人から3000万人もの死者を出したとされてますからいかに恐ろしいかお分かりいただけるかと思います。
とりあえず、ヒトに感染させないために、JCPHは、以下の予防策を推奨して注意喚起を促しています。
・全ての食料源、倉庫、家から野生生物のアクセスを排除すること。
・野生生物に餌を与えないこと。
・野生生物の生息地を減らすため、ゴミのない庭を維持すること。
・人やペットは病気や死んだ野生生物、げっ歯類との接触を避けること。
・ペットが病気になったら、獣医師に診察してもらうこと。
・ペットのノミやダニの防除についても、獣医師に相談すること。
・ペットが家の外で自由に移動しないようにし、野生生物を捕食して家の中に持ち込まないようにすること。
等々。
腸内細菌科に属するペスト菌の感染の仕方と症状の出方によって「腺ペスト」「肺ペスト」などに分類されていますが、「黒死病」と呼ばれた悪名高きペストは、人類の歴史を通じて最も致死率の高かった伝染病です。
アメリカでは腺ペストが完全に撲滅しているわけではなく、現在でも、1年あたり平均7人のペスト症例が報告されていますし、米国疾病予防管理センター(CDC)は2015年にコロラド州で2人がペスト感染により死亡したことを明かしています。
また、WHOによるとペストの死亡率は8〜10%と推定されているということですが、報告されていない症例もあるため、実際にはその数よりも多い可能性は否めません。
今回の新たなペスト菌においては、モンゴルのゴビアルタイ州に住む15歳少年が腺ペストを発症し死亡したことがモンゴル当局により確認されています。
この少年は狩りで捕らえたマーモットを食べた後、腺ペストを発症したとみられており、少年と接触した15人が隔離され、抗生物質による治療を受けているそうです。
また、同県内の5地域で、6日間の封鎖措置が取られました。
モンゴルでは今月初めにもホブド県で、2件の腺ペストの感染例が確認されており、内モンゴル自治区でも、遊牧民の男性1人が腺ペストに感染しました。
地元当局は、ペスト菌を媒介している恐れのあるマーモットの狩猟と食用を今年いっぱい禁止したそうです。
マーモット…
食っちゃうんだね。
まぁ、モンゴルの一部の人だけだとは思いますが、それにしてもこのタイミングな…。
世界がコロナでひっくり返ってる時、またペスト菌って…。
何としても、感染拡大しないよう、徹底して抑え込んでもらいたいです。
ネズミなんかが媒介する場合、貨物にネズミが紛れ込むとかで、簡単に海を渡っちゃうんで、本当に頼みますよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院