2020年06月04日 [動物のこと]
テグートカゲがやってきた。
お疲れ様です。院長です。
6月4日の木曜日でございます。
徐々に気温があがり、夏が、いや梅雨が近付いてる気配ですなぁ。
湿度は人のやる気を消しますし、さらには平常心も傾きます。
不快指数ってよく言ったもんですよね〜。
湿度が上がれば、不快指数も急上昇。
これからは過ごしにくい季節となりますが、これは何もしなくても、2ヶ月もすれば過ぎ去ります。
過ぎ去った後は、今度は灼熱地獄ですが、梅雨よりマシだしね。
ってな、梅雨前ですが世界中、まだ落ち着きを取り戻してると言い難い状況です。
そんなコロナパンデミックの渦中にあるアメリカで、つい先日ワシントン州でオオスズメバチの侵入が確認されるという脅威が報告されたんですが、今回また新たな恐怖がフロリダ州とジョージア州を脅かしているそうなんです。
ペットとして輸入され、飼われていたとされる南米原産の巨大トカゲが野生に放たれ、アメリカの在来種の脅威となっているって話なんですよ。
まぁ、このペットが野生化して生態系を狂わすってお話しは、何も今回に限った話ではなく、世界中で起こってる大事件なんですよね。
そして、今日のお話しの外来種は、ちょっとほっとくわけにはいかないヤツなんですよ。
現在、ジョージア州天然資源省職員は、同州に侵入しているとされるこのトカゲの捕獲に全力を注いでいます。
捕獲対象は、南米原産のテグートカゲ(Argentine black and white tegu)で、フロリダ州からジョージア州へと侵入し、保護された在来野生生物の存在を脅かしています。
白黒の縞模様のテグートカゲは、その種の中では最大とされ、全長1.2メートル、体重4.6kgほどに成長するそうですから、こんなんそこらにおったらかなり怖いぞ(笑)。
従来はブラジル、パラグアイ、アルゼンチンに生息していますが、エキゾチックなペット貿易によりアメリカに輸入されることは一般的となっています。
おそらく、今回目撃されているテグートカゲは、もともとペットとして飼われていたものが逃げたか、飼い主によって故意に野生に放たれたかのどちらかだろうとジョージア州天然資源省は推測しています。
まぁ、体調が1.2メートルにもなるんでしたら、途中で飼いきれなくなるって事も考えられますよね。
侵襲的存在で捕食者が非常に少ないテグートカゲは、現在アメリカで急速にその数を増加させているそうなんですよね。
テグートカゲは一般的には人間に攻撃はしないとされますが、危険を感じるとその鋭い歯や爪、大きな尻尾で攻撃することもあるといいますから、出会ったシチュエーションによっては非常に危険だと考えられます。
ジョージア州天然資源省のジョン・ジェンセンさんによると、最初フロリダ南部の複数の場所で確認されていたテグートカゲは、今はジョージア州のトゥームズやタットナル郡地域にも侵入しており、次のように注意喚起を促しているそうです。
テグートカゲは、動植物なら何でも食べてしまううえ、特にアメリカで保護動物に指定されているホリガメの卵やアリゲーターの卵を好んで食べるので、在来種に非常に悪影響です。
住民が注意すべきは、トカゲが避難場所として使わないように庭の穴を埋めたりペットフードを置きっ放しにしたりしないことだと…。
目撃者は、大抵ワニの赤ちゃんと見間違うようで、安全、かつ人道的に野生環境から削除するよう試みていますが、ペットとして飼っている人は最後まで責任を持ち、もし飼えなくなっても、引き取れる団体があるのでそこに連絡するなどしてください。
野生に放してしまうと、最悪の事態を引き起こす可能性があります。
なおテグートカゲは、日中は水や陸の上を移動し、通常茂みや森林の混合地帯に生息していますが、冬は冬眠する習性を持ち、メスは年間35個の卵を産むことができると言われています。
年間35個も生まれたらそりゃ増えますわな〜。
しかも、これといった天敵もいないようですし、エサは豊富にあるしね。
これも人災といっていいもんですが、アメリカには他にも新たなる脅威が迫っているそうなんです。
西部複数の州で、ウサギに感染し、外来由来の「兎ウイルス性出血病」を引き起こす致死性のウイルスが発生しているとかいないとか…。
3月以降、ニューメキシコ、テキサス、アリゾナ、コロラド、ネバダ各州で野生のウサギと家畜のウサギが数千羽が死亡、最近ではカリフォルニア州パームスプリングス近くの砂漠に10〜20羽のオグロジャックウサギが死体で発見されているそうです。
兎ウイルス性出血病は感染力が高く、何も症状を示さないまま突然死することもあり、致死率は40〜90%と言われています。
日本では1994年に発生したのち、全国各地で散発的に発生しており、届出伝染病に指定されています。
なぜこのウイルスがアメリカに入り込んだのか?その感染経路はまだ明らかになっていないそうです。
ただし兎ウイルス性出血病はウサギの仲間のみに感染すると言われており、人間に感染することはないということです。
このまま感染拡大が続くと、アメリカに生息する数十種類のウサギ全てが壊滅的な打撃を受け、さらには食物連鎖が崩れることで生態系が脅かされるとして警戒が強められているそうです。
まぁ、人を襲わないってんならとりあえず安心ですが、体長的に飢えたりなんかしたら子供位食っちゃいそうですから、こんなもんがそこいらをウヨウヨしてるのはやですよね。
新型コロナウイルスでも、アメリカは一番被害が大きいですし、なんだか災難続きですなぁ…。
こういった外来種問題も少しずつでも解決していかないと、いつかは取り返しがつかない事態になりますよね。
もう、そんな事態になってるのかもしれませんけど、この問題も世界中で考えないといけない問題なのかもしれません。
ってか、ほんと人間は色々考えなおさないといけませんよねぇ…。
今回のコロナも含め、何となく自然の復讐みたいな気がして仕方ありません。
地球温暖化も、外来種問題も人間の欲が生んだことと言えなくありません。
折角こういう機会ですから、みんなで考えてみるのはアリだと思いますよ。
まだ、比較的暇な人多いしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月4日の木曜日でございます。
徐々に気温があがり、夏が、いや梅雨が近付いてる気配ですなぁ。
湿度は人のやる気を消しますし、さらには平常心も傾きます。
不快指数ってよく言ったもんですよね〜。
湿度が上がれば、不快指数も急上昇。
これからは過ごしにくい季節となりますが、これは何もしなくても、2ヶ月もすれば過ぎ去ります。
過ぎ去った後は、今度は灼熱地獄ですが、梅雨よりマシだしね。
ってな、梅雨前ですが世界中、まだ落ち着きを取り戻してると言い難い状況です。
そんなコロナパンデミックの渦中にあるアメリカで、つい先日ワシントン州でオオスズメバチの侵入が確認されるという脅威が報告されたんですが、今回また新たな恐怖がフロリダ州とジョージア州を脅かしているそうなんです。
ペットとして輸入され、飼われていたとされる南米原産の巨大トカゲが野生に放たれ、アメリカの在来種の脅威となっているって話なんですよ。
まぁ、このペットが野生化して生態系を狂わすってお話しは、何も今回に限った話ではなく、世界中で起こってる大事件なんですよね。
そして、今日のお話しの外来種は、ちょっとほっとくわけにはいかないヤツなんですよ。
現在、ジョージア州天然資源省職員は、同州に侵入しているとされるこのトカゲの捕獲に全力を注いでいます。
捕獲対象は、南米原産のテグートカゲ(Argentine black and white tegu)で、フロリダ州からジョージア州へと侵入し、保護された在来野生生物の存在を脅かしています。
白黒の縞模様のテグートカゲは、その種の中では最大とされ、全長1.2メートル、体重4.6kgほどに成長するそうですから、こんなんそこらにおったらかなり怖いぞ(笑)。
従来はブラジル、パラグアイ、アルゼンチンに生息していますが、エキゾチックなペット貿易によりアメリカに輸入されることは一般的となっています。
おそらく、今回目撃されているテグートカゲは、もともとペットとして飼われていたものが逃げたか、飼い主によって故意に野生に放たれたかのどちらかだろうとジョージア州天然資源省は推測しています。
まぁ、体調が1.2メートルにもなるんでしたら、途中で飼いきれなくなるって事も考えられますよね。
侵襲的存在で捕食者が非常に少ないテグートカゲは、現在アメリカで急速にその数を増加させているそうなんですよね。
テグートカゲは一般的には人間に攻撃はしないとされますが、危険を感じるとその鋭い歯や爪、大きな尻尾で攻撃することもあるといいますから、出会ったシチュエーションによっては非常に危険だと考えられます。
ジョージア州天然資源省のジョン・ジェンセンさんによると、最初フロリダ南部の複数の場所で確認されていたテグートカゲは、今はジョージア州のトゥームズやタットナル郡地域にも侵入しており、次のように注意喚起を促しているそうです。
テグートカゲは、動植物なら何でも食べてしまううえ、特にアメリカで保護動物に指定されているホリガメの卵やアリゲーターの卵を好んで食べるので、在来種に非常に悪影響です。
住民が注意すべきは、トカゲが避難場所として使わないように庭の穴を埋めたりペットフードを置きっ放しにしたりしないことだと…。
目撃者は、大抵ワニの赤ちゃんと見間違うようで、安全、かつ人道的に野生環境から削除するよう試みていますが、ペットとして飼っている人は最後まで責任を持ち、もし飼えなくなっても、引き取れる団体があるのでそこに連絡するなどしてください。
野生に放してしまうと、最悪の事態を引き起こす可能性があります。
なおテグートカゲは、日中は水や陸の上を移動し、通常茂みや森林の混合地帯に生息していますが、冬は冬眠する習性を持ち、メスは年間35個の卵を産むことができると言われています。
年間35個も生まれたらそりゃ増えますわな〜。
しかも、これといった天敵もいないようですし、エサは豊富にあるしね。
これも人災といっていいもんですが、アメリカには他にも新たなる脅威が迫っているそうなんです。
西部複数の州で、ウサギに感染し、外来由来の「兎ウイルス性出血病」を引き起こす致死性のウイルスが発生しているとかいないとか…。
3月以降、ニューメキシコ、テキサス、アリゾナ、コロラド、ネバダ各州で野生のウサギと家畜のウサギが数千羽が死亡、最近ではカリフォルニア州パームスプリングス近くの砂漠に10〜20羽のオグロジャックウサギが死体で発見されているそうです。
兎ウイルス性出血病は感染力が高く、何も症状を示さないまま突然死することもあり、致死率は40〜90%と言われています。
日本では1994年に発生したのち、全国各地で散発的に発生しており、届出伝染病に指定されています。
なぜこのウイルスがアメリカに入り込んだのか?その感染経路はまだ明らかになっていないそうです。
ただし兎ウイルス性出血病はウサギの仲間のみに感染すると言われており、人間に感染することはないということです。
このまま感染拡大が続くと、アメリカに生息する数十種類のウサギ全てが壊滅的な打撃を受け、さらには食物連鎖が崩れることで生態系が脅かされるとして警戒が強められているそうです。
まぁ、人を襲わないってんならとりあえず安心ですが、体長的に飢えたりなんかしたら子供位食っちゃいそうですから、こんなもんがそこいらをウヨウヨしてるのはやですよね。
新型コロナウイルスでも、アメリカは一番被害が大きいですし、なんだか災難続きですなぁ…。
こういった外来種問題も少しずつでも解決していかないと、いつかは取り返しがつかない事態になりますよね。
もう、そんな事態になってるのかもしれませんけど、この問題も世界中で考えないといけない問題なのかもしれません。
ってか、ほんと人間は色々考えなおさないといけませんよねぇ…。
今回のコロナも含め、何となく自然の復讐みたいな気がして仕方ありません。
地球温暖化も、外来種問題も人間の欲が生んだことと言えなくありません。
折角こういう機会ですから、みんなで考えてみるのはアリだと思いますよ。
まだ、比較的暇な人多いしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院