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2020年03月25日 [色々なこと]

二枚貝の一日。

お疲れ様です。院長です。

3月25日の水曜日でございます。

3月もボチボチ支払い週間が近付いてきました。

月末ってのは、なんで毎月くるんだろうねぇ(笑)

3月も残り1週間を切ったわけで、もうすぐ4月って雰囲気ではない世の中の情勢ですが、それでも季節は移ろっていきます。

特に感じるのは、やはり朝ですね。

わたくし院長、こう見えて早起きでして朝は5時半ころからゴソゴソ起きだします。

で、6時過ぎには家を出るんですが、この頃は朝日がまぶしいもんねぇ。

真冬は6時だとまだまだ暗いですし、5時半なんて真っ暗ですもん。

これからの季節は朝日と共に目覚められますし、気持ち的にもやる気が出ます。

日々、朝日が昇る早さを感じながら、春を待つって良い感じだろ?

4月になれば、もっと春感増しますし、やっと冬は終わったねぇ。

ってな、感じで今日もネタに突入ですが、今日はそんな時間に関するお話しでもひとつー。

世界中の人々、ずべてに平等にあるもの。

それは時間でしょう。

1日は24時間、1週間、1ヶ月、1年と、みな同じスピードで進みます。

まぁ、月末付近の早さは、月初の早さと全然違うと思うんですが、そんなもんは気のせい。

1日24時間は変わりません。

ですが、今日のお話しは、その1日の長さが、実は大昔は違ったって事がわかったそうなんです。

どうやら今の地球は、恐竜の時代の終わり頃に比べると、少々回転がゆっくりになっているようなんです。

後期白亜紀の貝の化石から、その当時1年は372日あったことが判明したそうなんです。

つまり、1日は23時間と30分しかなかったんだとか…

ベルギー・ブリュッセル自由大学の研究グループが発表した研究では、「厚歯二枚貝」という絶滅した貝の「成長線」を調査しています。

これは木の年輪のようなもので、貝の成長速度や当時の1年の日数を知る手がかりとなるそうなんです。

この研究では、熱帯の浅瀬で9年間生きた「Torreites sanchezi」という厚歯二枚貝の個体が分析されました。

世界中の熱帯海域に広く分布していたこの厚歯二枚貝は、6600万年前に恐竜が絶滅した出来事によって、同じく姿を消してしまった仲間で、どこか熊の手を思わせる蓋のついたコップのような姿が特徴的な貝だそうです。

現代のカキのように岩礁の中で成長するそうなんですが、後期白亜紀においては岩礁が作り出す隙間を埋め尽くし、現在ではサンゴがはたしている役割を担っていたそうです。

まぁ、化石しかないわけでちょっと実物は想像するしかないんですが、今回の研究では、レーザーを貝殻に照射し、赤血球の大きさに等しい直径10ミクロンの微細な孔を開けるという新しい分析法が採用されたそうです。

こうした極小のサンプルの中に含まれるわずかな元素は、貝殻が形成されたときの海水温や化学的性質に関する情報を伝えてくれるんだそうで、これを分析して日々の成長線の間隔や数を調べれば、季節ごとのパターンや1年の日数といったことを特定できるんだって。

その結果、貝殻の構成の1日の変化は、季節的な変化や潮汐のサイクルよりも大きいことや、夜よりも昼間に大きく成長していることが明らかになったそうです。

研究グループによると、1日のサイクルに強く依存しているということは、「光共生系」であることを示唆しているんだそうで、つまり、光合成を利用していたかもしれないってことらしいです。

この貝が現代の二枚貝やカキのように自力でエサを食べていたと仮定した場合、日光が「Torreites sanchezi」にとってこれほどまで重要な存在にはならないだろうと考えられるわけです。

現生のシャコガイという二枚貝は、体に褐虫藻を宿しており、それが光合成で作り出す栄養素を利用しています。

「Torreites sanchezi」と太陽との関係も、シャコガイのそれに近かった可能性がかなり濃厚であるとのこと。

研究グループによると、厚歯二枚貝が光共生系であるかどうかについての議論は、形態に基づく多分に推測的なものでしかなかったんですが、今回の発見は、少なくとも「Torreites sanchezi」に関しては、この仮説を裏付ける初めての確かな科学的証拠であるそうです。

貝殻の化学分析からは、後期白亜紀における海洋の温度がこれまで考えられていたよりも暖かく、冬でも30度を超えていたことが判明しているそうです。

さらに夏なら40度にも達し、軟体動物の生理学的限界にも近かった可能性が高いという話です。

大昔の気候を探る研究は、大抵の場合、数万年というかなり長い単位でしか分からないものですが、今回のような研究は、当時の生物が生きている間に起きた変化に着目したもので、気候モデルと天候モデルとの間の空白を埋めてくれる可能性を秘めているんだそうです。

そして、この古代の二枚貝の各年の成長線を注意深く数えたところ、7000万年前は1年が372日あったことが明らかになったそうなんです。

じつは、このこと自体は意外ではないそうで、かつて地球の1日が24時間よりも短い時代があったことならすでに知られているんだって。

いや。

知らんかったけど(笑)

それでも後期白亜紀の日の長さを今に伝えてくれる現時点では一番正確なデータであり、これを応用すれば地球と月の進化のモデル化にも役立つのだとか…。

地球が太陽を周回する公転軌道は変わらないわけで、地球が誕生して以来、1年の長さは常に一定のはずです。

しかし1日の長さが一定ではないので、1年の日数は変化してきたわけですね。

月の重力によって生じる潮汐の摩擦のために、地球の自転はだんだんと遅くなります。

そのために1日の長さは少しずつ長くなっているそうなんです。

一方、潮汐の引く力は、月の公転を少しだけ加速させるので、その分だけ月は地球から遠ざかっているそうで、そのペースは年に3.82センチ程だという事です。

ですが、月は誕生してからずっとこの調子で遠ざかってきたわけではなさそうで、そのペースで過去へさかのぼってみると、14億年前には地球の内部にあったことになってしまうんだとか(笑)

月が誕生したのは45億年以上前だと考えられているので、その遠ざかる速度は変化してきたはずで、古代の貝が教えてくれる1年間の暮らしは、そうした月の歴史的な経緯を推測する手がかりとなるでしょう。

月の歴史に比べれば、7000万年というのは瞬きほどの時間でしょうが、研究グループは、今回の方法でもっと古い化石も分析し、さらに前の時代の様子を調べたいと考えているそうです。

いや〜…

なんだか気が遠くなる様な研究ですが、これが何のためになるねん!とか言うたらあきません(笑)

すごい賢い人達が、よってたかって一生懸命研究してるんですからねぇ…

その頭脳を、他に使ってくれよとかも思っちゃいけません(笑)

彼らは、きっとこの研究が大好きなんですから。

ではまた〜。


020325


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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