2019年12月08日 [からだのこと]
(145)サンデーイルネス(仮)ビタミン欠乏症(A、C)について
お疲れ様です。院長です。
12月8日のサンデーイルネスでございます。
12月も早くも1週間が過ぎてしまいましたよ。
当院は29日の日曜日から、お休みに入りますので後2週間ちょうどなんですよね。
これは、アカン(笑)
やはり焦るな。
まぁ、焦っても焦らなくても、正月はきちゃいますから、焦るだけ損なんですけどね。
でも、やる事をキッチリやり切ったほうが、気持ちよく年が越せますから、何とか頑張りましょう。
ってことで、今日も本題に入っていきましょう。
本日のイルネス辞典は「ビタミン欠乏症」について解説していきたいと思います。
まぁ、ビタミン欠乏症と言えば、ビタミンが足りなくなってどうにかなってしまう症状なんですが、まずビタミンって何種類あるかご存知ですか。
以下の通り、全部で13種類あります。
★脂溶性ビタミン
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンK
★水溶性ビタミン
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンB12
ナイアシン
葉酸
パントテン酸
ビオチン
ビタミンC
ビタミン群て言ってんのに、ビタミンと名のつかないヤツもありますが、これらを総称してビタミンと言います。
で、まず脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンとに、大きく分けられていますが、この違いはそのまま、水に溶けるか、脂に溶けるかの違いです。
ビタミンB群、ビタミンC、葉酸等の水溶性ビタミンは、大量に摂取して血中濃度が高くなると、必要量以上の分は尿となって体外に排泄されます。
一方、ビタミンA、D、E、K等の脂溶性ビタミンは水に溶けにくく尿中に排泄されないので必要以上に摂取すると体内に蓄積され、過剰症を起こす場合があります。
で、当然過剰の前に、欠乏することの方が多いわけです。
これは何故かと言うと、基本的にビタミンは体内で合成出来ません。
ま、一部合成出来るのもあるんですが必要量がつくれるほどではありませんので、体外から摂取するしか方法がないわけなんです。
で、この摂取する量が著しく低下すると、ビタミン欠乏症を起こすわけです。
で、当然ながらこれだけ種類があるには、個々に用途が違うわけですから、その辺を踏まえて、今日はビタミンAの欠乏症と、ビタミンCの欠乏症についてお話ししたいと思います。
まずはビタミンA欠乏症について解説していきたいと思います。
ビタミンAは脂溶性のビタミンで、私たちは、レバーなどの動物性食品からビタミンAそのものの形で摂取するか、緑黄色野菜中のβ(ベータ)‐カロテンの形で摂取したあとに体内でビタミンAに変換することにより、体内に取り込んでいます。
ビタミンAの1日所要量は、成人で0.3μgを1国際単位として、1800〜2000国際単位とされています。
ビタミンA欠乏症の原因は主に摂取不足が考えられ、先進国ではほとんど認められませんが、発展途上国ではいまだに深刻な問題になっています。
最初に現れる症状としては、夜盲症(やもうしょう)があげられます。網膜にあるロドプシンという物質はビタミンAからつくられますが、ビタミンAの欠乏によりロドプシンがつくられなくなる結果、暗さに眼が慣れる(暗順応)のが遅くなる夜盲症が現れるのです。
さらにビタミンA欠乏が進むと、眼の乾燥、涙の分泌減少や視力の低下も現れてきます。
またほかの症状としては、皮膚や粘膜の乾燥があげられます。
夜盲症の診断は暗順応試験で行い、ビタミンAの投与により症状が改善することによって確定されます。
夜盲症は、ビタミンAの血中濃度が30μm/dl以下になると現れるので、ビタミンAの血中濃度を測定することも重要です。
治療の方法としては、1日に3000国際単位、重症では11国際単位を内服または筋肉内注射で投与します。
数日〜2週間で症状の改善がみられ、以後は通常の所要量にもどします。
過剰による症状が現れることがあるため、投与のしすぎには注意が必要です。
てのが、ビタミンA欠乏症でございます。
当然、予防法はビタミンA、βカロテンの摂取ってことですね。
では続いて、ビタミンC欠乏症について解説していきたいと思います。
ビタミンC欠乏症は「壊血病」と呼ばれることもあります。
水溶性ビタミンであるビタミンCは生体内の酸化還元反応に関係し、また、コラーゲンの生成や骨芽(こつが)細胞の増殖などさまざまな作用をもっています。
成人におけるビタミンCの適正摂取量は1日に100rとされています。
日本人はもともとビタミンCの摂取量が比較的多く、欠乏症になりにくいのですが、妊娠や授乳時では必要量が増えます。
また、生後6〜12カ月の人工栄養の乳児に欠乏症(モラー・バーロー病)が起こりやすいので注意が必要です。
症状の現れ方としては、ビタミンCが欠乏すると毛細血管が脆弱(ぜいじゃく)となって、全身の皮下、歯肉、関節内に出血が起こりやすくなります。
また、消化管や尿路から出血することもあります。
一般症状として全身の倦怠感や関節痛が現れます。
乳児のモラー・バーロー病ではとくに歯と骨の発育が悪く、骨折も起こしやすくなります。
乳児では1日100rを、成人では1日1000rを投与すると症状の改善が認められます。
ただ、長期に投与すると尿路結石(シュウ酸カルシウム結石)が生じることがあり、注意が必要です。
いかがでしたか。
たかがビタミンと侮っていると、陥ってしまう症状ですので、みなさん気をつけましょうね。
わたくし院長は、食事も偏りがちですので、マルチビタミンのサプリを毎日欠かさず飲んでます。
まぁ、食品から摂取するのがベストなんでしょうけど、毎日となるとね。
サプリはアリだと思いますよ。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月8日のサンデーイルネスでございます。
12月も早くも1週間が過ぎてしまいましたよ。
当院は29日の日曜日から、お休みに入りますので後2週間ちょうどなんですよね。
これは、アカン(笑)
やはり焦るな。
まぁ、焦っても焦らなくても、正月はきちゃいますから、焦るだけ損なんですけどね。
でも、やる事をキッチリやり切ったほうが、気持ちよく年が越せますから、何とか頑張りましょう。
ってことで、今日も本題に入っていきましょう。
本日のイルネス辞典は「ビタミン欠乏症」について解説していきたいと思います。
まぁ、ビタミン欠乏症と言えば、ビタミンが足りなくなってどうにかなってしまう症状なんですが、まずビタミンって何種類あるかご存知ですか。
以下の通り、全部で13種類あります。
★脂溶性ビタミン
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンK
★水溶性ビタミン
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンB12
ナイアシン
葉酸
パントテン酸
ビオチン
ビタミンC
ビタミン群て言ってんのに、ビタミンと名のつかないヤツもありますが、これらを総称してビタミンと言います。
で、まず脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンとに、大きく分けられていますが、この違いはそのまま、水に溶けるか、脂に溶けるかの違いです。
ビタミンB群、ビタミンC、葉酸等の水溶性ビタミンは、大量に摂取して血中濃度が高くなると、必要量以上の分は尿となって体外に排泄されます。
一方、ビタミンA、D、E、K等の脂溶性ビタミンは水に溶けにくく尿中に排泄されないので必要以上に摂取すると体内に蓄積され、過剰症を起こす場合があります。
で、当然過剰の前に、欠乏することの方が多いわけです。
これは何故かと言うと、基本的にビタミンは体内で合成出来ません。
ま、一部合成出来るのもあるんですが必要量がつくれるほどではありませんので、体外から摂取するしか方法がないわけなんです。
で、この摂取する量が著しく低下すると、ビタミン欠乏症を起こすわけです。
で、当然ながらこれだけ種類があるには、個々に用途が違うわけですから、その辺を踏まえて、今日はビタミンAの欠乏症と、ビタミンCの欠乏症についてお話ししたいと思います。
まずはビタミンA欠乏症について解説していきたいと思います。
ビタミンAは脂溶性のビタミンで、私たちは、レバーなどの動物性食品からビタミンAそのものの形で摂取するか、緑黄色野菜中のβ(ベータ)‐カロテンの形で摂取したあとに体内でビタミンAに変換することにより、体内に取り込んでいます。
ビタミンAの1日所要量は、成人で0.3μgを1国際単位として、1800〜2000国際単位とされています。
ビタミンA欠乏症の原因は主に摂取不足が考えられ、先進国ではほとんど認められませんが、発展途上国ではいまだに深刻な問題になっています。
最初に現れる症状としては、夜盲症(やもうしょう)があげられます。網膜にあるロドプシンという物質はビタミンAからつくられますが、ビタミンAの欠乏によりロドプシンがつくられなくなる結果、暗さに眼が慣れる(暗順応)のが遅くなる夜盲症が現れるのです。
さらにビタミンA欠乏が進むと、眼の乾燥、涙の分泌減少や視力の低下も現れてきます。
またほかの症状としては、皮膚や粘膜の乾燥があげられます。
夜盲症の診断は暗順応試験で行い、ビタミンAの投与により症状が改善することによって確定されます。
夜盲症は、ビタミンAの血中濃度が30μm/dl以下になると現れるので、ビタミンAの血中濃度を測定することも重要です。
治療の方法としては、1日に3000国際単位、重症では11国際単位を内服または筋肉内注射で投与します。
数日〜2週間で症状の改善がみられ、以後は通常の所要量にもどします。
過剰による症状が現れることがあるため、投与のしすぎには注意が必要です。
てのが、ビタミンA欠乏症でございます。
当然、予防法はビタミンA、βカロテンの摂取ってことですね。
では続いて、ビタミンC欠乏症について解説していきたいと思います。
ビタミンC欠乏症は「壊血病」と呼ばれることもあります。
水溶性ビタミンであるビタミンCは生体内の酸化還元反応に関係し、また、コラーゲンの生成や骨芽(こつが)細胞の増殖などさまざまな作用をもっています。
成人におけるビタミンCの適正摂取量は1日に100rとされています。
日本人はもともとビタミンCの摂取量が比較的多く、欠乏症になりにくいのですが、妊娠や授乳時では必要量が増えます。
また、生後6〜12カ月の人工栄養の乳児に欠乏症(モラー・バーロー病)が起こりやすいので注意が必要です。
症状の現れ方としては、ビタミンCが欠乏すると毛細血管が脆弱(ぜいじゃく)となって、全身の皮下、歯肉、関節内に出血が起こりやすくなります。
また、消化管や尿路から出血することもあります。
一般症状として全身の倦怠感や関節痛が現れます。
乳児のモラー・バーロー病ではとくに歯と骨の発育が悪く、骨折も起こしやすくなります。
乳児では1日100rを、成人では1日1000rを投与すると症状の改善が認められます。
ただ、長期に投与すると尿路結石(シュウ酸カルシウム結石)が生じることがあり、注意が必要です。
いかがでしたか。
たかがビタミンと侮っていると、陥ってしまう症状ですので、みなさん気をつけましょうね。
わたくし院長は、食事も偏りがちですので、マルチビタミンのサプリを毎日欠かさず飲んでます。
まぁ、食品から摂取するのがベストなんでしょうけど、毎日となるとね。
サプリはアリだと思いますよ。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院