2019年11月03日 [からだのこと]
(140)サンデーイルネス(仮)ナルコレプシー症について
お疲れ様です。院長です。
11月3日のサンデーイルネスでございます。
本日は「文化の日」そして明日は、その振替休日ってことで、世間じゃ3連休でございます。
なんか先月から、この3連休ってのが多いような気がしますよね〜。
休みはええんですが、ちょっと多い気がしません?
ほな休むなやって話ですが、休みは休みとして休みますがな(笑)
いつも、このイルネス辞典は日曜日にお送りしてるわけですが、普段は翌日は仕事なわけで、とっても憂鬱な気分でございます(笑)
ですが、明日は休みですんで、少々浮かれ気分でお送りしたいと思います。
今日はそんな「気分」にも大いに関係するお話…
今日のイルネス辞典は「ナルコレプシー」について解説して行きたいと思います。
「ナルコレプシー」とは、聞きなれない病名ですが、どんな病気かといいますと、昼間の耐えがたい眠気や、笑ったりびっくりすると全身の力が抜けてしまう情動脱力発作(じょうどうだつりょくほっさ)、寝入りばなに現れる金縛(かなしば)りのような症状である睡眠麻痺(すいみんまひ)や、寝入りばなの夢体験による入眠時幻覚(にゅうみんじげんかく)を主な症状とする慢性疾患と言われています。
この病気は10代に発症する場合がほとんどで、中年期以降に発症することはまれで、およそ1000〜3000人に1人の頻度でみられます。
この病気の原因はまだ明らかにされていませんが、白血球の血液型(HLA)を調べると、この病気にかかっている人には特定のタイプが多いため、何らかの体質的要因が発症に関係していることが考えられています。
最近、オレキシンという脳内物質の低下が、この病気の発症に関わっているのではないかとの報告もあります。
症状としては、日中に耐えがたい眠気が現れます。
これは前夜によく眠れたかどうかにかかわらず、毎日起こるそうです。
1回の居眠りはおおよそ20分くらいで、目覚めたあとにすっきりするのが特徴です。
しかし、1〜2時間するとまた眠気がおそってきます。
普通なら眠気を催すはずのない試験中や面接中などの緊張した場面でも、急に眠気におそわれ眠ってしまう睡眠発作を起こすこともあります。
まぁ、日中に眠くなるってことだけなら、だれにでも日々起こることではありますが、こちらは睡眠発作として気を失うように眠ってしまいます。
情動脱力発作は、びっくりしたり、感激したり、笑ったりした時など情動の大きな変化をきっかけに、突然筋肉の力が抜ける発作で、通常は、数秒以内に回復します。
睡眠麻痺は寝入りばなに全身の脱力が起こるもので、自覚的には金縛りとして体験されます。
寝つき際の夢が、入眠時幻覚として体験されることもあります。
昼間の眠気を客観的にとらえるためには、反復睡眠潜時(すいみんせんじ)検査が行われます。
これは、昼間に4回ないし5回、約2時間おきに脳波検査室で横になり、暗くしてから眠るまでの時間(睡眠潜時)を脳波で調べるものだそうです。
そして脳波で睡眠のパターンが現れるまでの時間が短いほど、眠気が強いと判定されます。
平均睡眠潜時が8分以下の場合、異常な眠気と診断されるそうです。
こんな検査があるってことは、わたくし院長も知りませんでした。
では、実際治療なんですが、薬物療法が中心となります。
日中の眠気を防ぐためには、精神刺激薬を用います。
最近はモダフィニル(モディオダール)という薬が多く使われます。
この薬は作用時間が比較的長く、朝に1回服用することで夕方ころまで効果があります。
これまであったメチルフェニデート(リタリン)やペモリン(ベタナミン)と比べて、マイルドで副作用が少ないのが特徴です。
モディオダールでは効果が十分でない場合、これにリタリンやベタナミンを追加して使用します。
リタリンは作用時間が短い(早く代謝され体外に排泄される)ため、朝と昼の2回服用する必要があります。
情動脱力発作、入眠時幻覚、睡眠麻痺などには、レム睡眠を抑える作用をもつ薬物が使われます。
このなかでよく使われているのは、アナフラニール、トフラニールなどの抗うつ薬です。
生活の工夫としては、休み時間に20分くらいの昼寝をとる習慣をつけることが大切なんだそうです。
まぁ、眠くなるっていう症状から、これはなかなか病気として捉えられにくいですよね。
診断がつかないと居眠りのために怠け者、あるいはやる気がないなどと誤解されるでしょう。
眠気が交通事故の原因になることもあります。
したがって、疑いのある場合は専門医の診察を受けて診断を確定し、早めに治療を開始することが重要です。
まぁ、わたくし院長、結構症状あるんですけど、10代が主な発症といいますしね(笑)
特に若い学生何なんかの場合、生活が不規則だったりすることから、発見が遅れたりするようですが、疑わしくは早めの診察が必要ですよ。
いかがでしたか。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月3日のサンデーイルネスでございます。
本日は「文化の日」そして明日は、その振替休日ってことで、世間じゃ3連休でございます。
なんか先月から、この3連休ってのが多いような気がしますよね〜。
休みはええんですが、ちょっと多い気がしません?
ほな休むなやって話ですが、休みは休みとして休みますがな(笑)
いつも、このイルネス辞典は日曜日にお送りしてるわけですが、普段は翌日は仕事なわけで、とっても憂鬱な気分でございます(笑)
ですが、明日は休みですんで、少々浮かれ気分でお送りしたいと思います。
今日はそんな「気分」にも大いに関係するお話…
今日のイルネス辞典は「ナルコレプシー」について解説して行きたいと思います。
「ナルコレプシー」とは、聞きなれない病名ですが、どんな病気かといいますと、昼間の耐えがたい眠気や、笑ったりびっくりすると全身の力が抜けてしまう情動脱力発作(じょうどうだつりょくほっさ)、寝入りばなに現れる金縛(かなしば)りのような症状である睡眠麻痺(すいみんまひ)や、寝入りばなの夢体験による入眠時幻覚(にゅうみんじげんかく)を主な症状とする慢性疾患と言われています。
この病気は10代に発症する場合がほとんどで、中年期以降に発症することはまれで、およそ1000〜3000人に1人の頻度でみられます。
この病気の原因はまだ明らかにされていませんが、白血球の血液型(HLA)を調べると、この病気にかかっている人には特定のタイプが多いため、何らかの体質的要因が発症に関係していることが考えられています。
最近、オレキシンという脳内物質の低下が、この病気の発症に関わっているのではないかとの報告もあります。
症状としては、日中に耐えがたい眠気が現れます。
これは前夜によく眠れたかどうかにかかわらず、毎日起こるそうです。
1回の居眠りはおおよそ20分くらいで、目覚めたあとにすっきりするのが特徴です。
しかし、1〜2時間するとまた眠気がおそってきます。
普通なら眠気を催すはずのない試験中や面接中などの緊張した場面でも、急に眠気におそわれ眠ってしまう睡眠発作を起こすこともあります。
まぁ、日中に眠くなるってことだけなら、だれにでも日々起こることではありますが、こちらは睡眠発作として気を失うように眠ってしまいます。
情動脱力発作は、びっくりしたり、感激したり、笑ったりした時など情動の大きな変化をきっかけに、突然筋肉の力が抜ける発作で、通常は、数秒以内に回復します。
睡眠麻痺は寝入りばなに全身の脱力が起こるもので、自覚的には金縛りとして体験されます。
寝つき際の夢が、入眠時幻覚として体験されることもあります。
昼間の眠気を客観的にとらえるためには、反復睡眠潜時(すいみんせんじ)検査が行われます。
これは、昼間に4回ないし5回、約2時間おきに脳波検査室で横になり、暗くしてから眠るまでの時間(睡眠潜時)を脳波で調べるものだそうです。
そして脳波で睡眠のパターンが現れるまでの時間が短いほど、眠気が強いと判定されます。
平均睡眠潜時が8分以下の場合、異常な眠気と診断されるそうです。
こんな検査があるってことは、わたくし院長も知りませんでした。
では、実際治療なんですが、薬物療法が中心となります。
日中の眠気を防ぐためには、精神刺激薬を用います。
最近はモダフィニル(モディオダール)という薬が多く使われます。
この薬は作用時間が比較的長く、朝に1回服用することで夕方ころまで効果があります。
これまであったメチルフェニデート(リタリン)やペモリン(ベタナミン)と比べて、マイルドで副作用が少ないのが特徴です。
モディオダールでは効果が十分でない場合、これにリタリンやベタナミンを追加して使用します。
リタリンは作用時間が短い(早く代謝され体外に排泄される)ため、朝と昼の2回服用する必要があります。
情動脱力発作、入眠時幻覚、睡眠麻痺などには、レム睡眠を抑える作用をもつ薬物が使われます。
このなかでよく使われているのは、アナフラニール、トフラニールなどの抗うつ薬です。
生活の工夫としては、休み時間に20分くらいの昼寝をとる習慣をつけることが大切なんだそうです。
まぁ、眠くなるっていう症状から、これはなかなか病気として捉えられにくいですよね。
診断がつかないと居眠りのために怠け者、あるいはやる気がないなどと誤解されるでしょう。
眠気が交通事故の原因になることもあります。
したがって、疑いのある場合は専門医の診察を受けて診断を確定し、早めに治療を開始することが重要です。
まぁ、わたくし院長、結構症状あるんですけど、10代が主な発症といいますしね(笑)
特に若い学生何なんかの場合、生活が不規則だったりすることから、発見が遅れたりするようですが、疑わしくは早めの診察が必要ですよ。
いかがでしたか。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院