2019年10月03日 [色々なこと]
完全にバイオハザード。やん。
お疲れ様です。院長です。
10月3日の木曜日でございます。
10月とは言え、まだ何となく暑いよねぇ…。
ですが、日の出はかなり遅くなってきてますね。
わたくし院長、5時半頃に起きるんですが、まだ明けきってない感じで、ダンダン冬を感じつつありますよ。
夕方も暗くなるのが早いしね。
秋本番にはもうちょっとな気もしますが、まぁ過ごしやすいっちゃそうですよね。
そんなのんびりムードから、今日は一変してちょっと怖いお話でもいってみましょう。
みなさんは「天然痘」ってウィルスはご存知でしょうか。
現在は完全に撲滅しておりますが、それまでは世界中でも猛威をふるったウィルスでございます。
まぁ、古い話ですけど日本では735年から738年にかけて大流行し、平城京では政権を担当していた藤原四兄弟が相次いで死去した(天平の疫病大流行)とされてます。
四兄弟以外の高位貴族も相次いで死亡し、政治を行える人材が激減したため、朝廷の政治は大混乱に陥いり、奈良の大仏造営のきっかけの一つになってという説もあります。
ヨーロッパや中国などと同様、日本でも何度も大流行を重ねて江戸時代には定着し、誰もがかかる病気となりました。
天皇陛下さえも例外ではなく、東山天皇は天然痘によって崩御している他、孝明天皇の死因も天然痘との記録が残っているそうです。
で、この天然痘ですが、1980年5月8日、WHOは地球上からの天然痘根絶宣言を発し、根絶後に予防接種を受けた人はおらず、また予防接種を受けた人でも免疫の持続期間が一般的に5〜10年といわれているため、現在では免疫を持っている人は地球上にほとんどいないわけです。
そのため、生物兵器として使用された場合に、大きな被害を出す危険が指摘されており、感染力の強さからも短時間での感染の拡大が懸念されているんですよ。
で、その天然痘ウィルス、世界にたった2か所だけ保管している研究所があるんですが、先月16日、その研究所で爆発事故が発生したってショッキングなニュースが流れました。
事故は9月16日、ロシア、ノヴォシビルスク州にある国立ウイルス学・生物工学研究センター、通称VECTORで発生しました。
ロシアのメディアは、爆発によって従業員1名が火傷を負い、集中治療室に搬送されたと伝えているようです。
VECTOR(国立ウイルス学・生物工学研究センター)からの声明によれば、爆発が起きた部屋に有害なウィルス物質は保管されていなかったとのことです。
6階建ての研究所ビルの5階でガスボンベが爆発し、火災が発生、爆発の衝撃で窓ガラスが割れましたが、建物の構造自体は問題がないという話です。
また研究所があるコルツォヴォ市市長も、事故による感染の危険は一切ないと強調しているそうです。
ま、もし、ウィルスが漏れ出てても…
漏れましたとは発表しないでしょう(笑)
というのも、この施設は米ソによる冷戦真っ只中の1974年に設立されたもので、かつては生物兵器を開発することが目的とされていました。
しかし、現在では世界最大級の感染症治療や診断器具の研究所となっており、豚インフルエンザ、HIV、エボラ、天然痘などのワクチンが開発されています。
つまり、危険な物質だらけの施設ってわけで、ここで爆発火災って、ほんまに無事なんかいなと思う方が普通でしょう。
天然痘に関しても、1980年にWHOによって根絶が宣言されましたが、テロリストが生物兵器として利用する可能性が懸念されるために、万一に備えて本研究所で保管されていたわけです(ほかは米国疾病管理予防センターにしかない。ってことになってます(笑))。
天然痘ウイルスは非常に危険度が高く、エボラウイルスと同様に、最高のバイオセーフティを誇るレベル4クラスの施設でしか扱いが許されていません。
とまぁ、ここでちょっと脱線しますが、こういった生物兵器としてのウィルス、特にこの天然痘は、天然痘撲滅宣言後にも、ソ連が生物兵器として極秘に量産、備蓄しており、ソ連崩壊後にウイルス株や生物兵器技術が流出した可能性が指摘されているんですよね。
事実、ワシントン・ポストが、CIAが天然痘ウイルスのサンプルを隠し持っていると思われる国として、イラク、北朝鮮、ロシア、フランスを挙げていたそうですから…。
てか、アメリカにもあるやろしね(笑)
で、話は戻ってロシアの爆発火災ですが、メディアの取材を受けた感染症の専門家であるジョセフ・カン博士によると、火災については、炎自体がウイルスを殺すには十分なんだそうですが、爆発が生じているためにそれを拡散させ、現場周辺が汚染されている恐れがあると言うとります。
爆発からの火災…。
ま、遠いロシアでのことですから、我々のところまでは飛んでこようはずはないですが、仮に日本で現在、天然痘が流行ってしまったら、ワクチンもないしあっちゅう間に、人口は激減するでしょう。
てな事を考えるテロリストが、爆発火災をしくんだんじゃねぇのとか、疑ったらキリがないですが、こういった研究所で、簡単に爆発騒ぎがあるってのもなんか解せませんし、テロ絡みやないやろなーって勝手に不安がってる院長でおます。
ロシアとウィルスと爆発って誰でも怪しむよねぇ。
何もなければいいんですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月3日の木曜日でございます。
10月とは言え、まだ何となく暑いよねぇ…。
ですが、日の出はかなり遅くなってきてますね。
わたくし院長、5時半頃に起きるんですが、まだ明けきってない感じで、ダンダン冬を感じつつありますよ。
夕方も暗くなるのが早いしね。
秋本番にはもうちょっとな気もしますが、まぁ過ごしやすいっちゃそうですよね。
そんなのんびりムードから、今日は一変してちょっと怖いお話でもいってみましょう。
みなさんは「天然痘」ってウィルスはご存知でしょうか。
現在は完全に撲滅しておりますが、それまでは世界中でも猛威をふるったウィルスでございます。
まぁ、古い話ですけど日本では735年から738年にかけて大流行し、平城京では政権を担当していた藤原四兄弟が相次いで死去した(天平の疫病大流行)とされてます。
四兄弟以外の高位貴族も相次いで死亡し、政治を行える人材が激減したため、朝廷の政治は大混乱に陥いり、奈良の大仏造営のきっかけの一つになってという説もあります。
ヨーロッパや中国などと同様、日本でも何度も大流行を重ねて江戸時代には定着し、誰もがかかる病気となりました。
天皇陛下さえも例外ではなく、東山天皇は天然痘によって崩御している他、孝明天皇の死因も天然痘との記録が残っているそうです。
で、この天然痘ですが、1980年5月8日、WHOは地球上からの天然痘根絶宣言を発し、根絶後に予防接種を受けた人はおらず、また予防接種を受けた人でも免疫の持続期間が一般的に5〜10年といわれているため、現在では免疫を持っている人は地球上にほとんどいないわけです。
そのため、生物兵器として使用された場合に、大きな被害を出す危険が指摘されており、感染力の強さからも短時間での感染の拡大が懸念されているんですよ。
で、その天然痘ウィルス、世界にたった2か所だけ保管している研究所があるんですが、先月16日、その研究所で爆発事故が発生したってショッキングなニュースが流れました。
事故は9月16日、ロシア、ノヴォシビルスク州にある国立ウイルス学・生物工学研究センター、通称VECTORで発生しました。
ロシアのメディアは、爆発によって従業員1名が火傷を負い、集中治療室に搬送されたと伝えているようです。
VECTOR(国立ウイルス学・生物工学研究センター)からの声明によれば、爆発が起きた部屋に有害なウィルス物質は保管されていなかったとのことです。
6階建ての研究所ビルの5階でガスボンベが爆発し、火災が発生、爆発の衝撃で窓ガラスが割れましたが、建物の構造自体は問題がないという話です。
また研究所があるコルツォヴォ市市長も、事故による感染の危険は一切ないと強調しているそうです。
ま、もし、ウィルスが漏れ出てても…
漏れましたとは発表しないでしょう(笑)
というのも、この施設は米ソによる冷戦真っ只中の1974年に設立されたもので、かつては生物兵器を開発することが目的とされていました。
しかし、現在では世界最大級の感染症治療や診断器具の研究所となっており、豚インフルエンザ、HIV、エボラ、天然痘などのワクチンが開発されています。
つまり、危険な物質だらけの施設ってわけで、ここで爆発火災って、ほんまに無事なんかいなと思う方が普通でしょう。
天然痘に関しても、1980年にWHOによって根絶が宣言されましたが、テロリストが生物兵器として利用する可能性が懸念されるために、万一に備えて本研究所で保管されていたわけです(ほかは米国疾病管理予防センターにしかない。ってことになってます(笑))。
天然痘ウイルスは非常に危険度が高く、エボラウイルスと同様に、最高のバイオセーフティを誇るレベル4クラスの施設でしか扱いが許されていません。
とまぁ、ここでちょっと脱線しますが、こういった生物兵器としてのウィルス、特にこの天然痘は、天然痘撲滅宣言後にも、ソ連が生物兵器として極秘に量産、備蓄しており、ソ連崩壊後にウイルス株や生物兵器技術が流出した可能性が指摘されているんですよね。
事実、ワシントン・ポストが、CIAが天然痘ウイルスのサンプルを隠し持っていると思われる国として、イラク、北朝鮮、ロシア、フランスを挙げていたそうですから…。
てか、アメリカにもあるやろしね(笑)
で、話は戻ってロシアの爆発火災ですが、メディアの取材を受けた感染症の専門家であるジョセフ・カン博士によると、火災については、炎自体がウイルスを殺すには十分なんだそうですが、爆発が生じているためにそれを拡散させ、現場周辺が汚染されている恐れがあると言うとります。
爆発からの火災…。
ま、遠いロシアでのことですから、我々のところまでは飛んでこようはずはないですが、仮に日本で現在、天然痘が流行ってしまったら、ワクチンもないしあっちゅう間に、人口は激減するでしょう。
てな事を考えるテロリストが、爆発火災をしくんだんじゃねぇのとか、疑ったらキリがないですが、こういった研究所で、簡単に爆発騒ぎがあるってのもなんか解せませんし、テロ絡みやないやろなーって勝手に不安がってる院長でおます。
ロシアとウィルスと爆発って誰でも怪しむよねぇ。
何もなければいいんですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院