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2019年01月07日 [からだのこと]

「ウルトラディアンリズム」

お疲れ様です。院長です。

1月7日の月曜日でございます。

さぁ。

月曜日。

そろそろ、正月ボケを解消しないとあきまへんで。

別にボケてへんし。

眠いだけやし。

的なテンションですが、仕事はちゃんとしてますし(笑)

でも、休み明けはやはり眠い。

それは誰しも同じはず。

そして、その眠さは、昼食後にマックスやってきます。

お昼を頂いてしばらく休憩してると、どこからともなく、怒涛の如く睡魔がやってきます。

これー、一般的には、満腹したから眠気が来ると思われがちなんですが、それではなんで昼食後にやたら眠気がくるんでしょう?

朝食後や、夕食後より、昼食後が一番眠くなりませんか?

これには、少し秘密があったんです。

今日は、そんな昼食後の眠気について、お話したいと思います。

てか、みんな昼は眠くなるよね?

わたくし院長は、基本的に昼食を取る習慣がありません。

午前診が終わると(終わってなくても(笑))とりあえずジムに行きます。

で、トレーニング前と、トレーニング中、そして一通りトレーニングした後に、大量のサプリメントを摂取しますので、もうこれで十分なわけです。

ですが、トレーニング後少し自宅に帰り、20〜30分ほど死んだように眠ります。

つまり、わたくしの場合、昼食後ってより、昼寝する習慣があるんですよね。

では、話を戻していわゆる昼食後の眠気ですが、実は満腹したから眠くなるわけではなく、身体の生体リズムがそうさせてるという研究結果があるそうなんです。

まず、睡眠ってのはレム睡眠とノンレム睡眠が交代しながら出現するてな話は、聞いたことあると思いますし、比較的広く知られています。

最近では、この睡眠リズムごと覆すような研究もあるにはあるんですが、ここはとりあえず睡眠リズムとして、まず睡眠の前半では「深いノンレム睡眠」(徐波睡眠)が多く、後半に向かって徐々に「浅いノンレム睡眠」が主体になるという説でお話していきます。

深いノンレム睡眠に代わって、睡眠後半には、浅い眠りと言われるレム睡眠がやってくるわけです。

そして、明け方になるに従ってレム睡眠の持続時間が長くなり、レム睡眠中に見る夢も鮮明でストーリー性のある内容になるといわれています。

そして、これも諸説はあるようですが、一般的にレム、ノンレム睡眠は、平均90分周期で現れるとされています。

そして浅い眠りのレム睡眠は、明け方から午前中にかけて出現しやすく、夕方過ぎから宵の口にかけて出現しにくくなるという約24時間周期の概日リズム(サーカディアンリズム)性をもっています。

休日の朝に二度寝をすると夢を見ることが多く、逆に晩酌後の居眠りではあまり夢を見ないという様な現象はこのレム睡眠のリズム性によるものと考えられています。

そしてレム睡眠は入眠後に平均90分周期で出現し、通常一晩に4、5回のレム睡眠が見られるという、より短い周期のリズム性も併せ持っています。

このような24時間よりも短い周期をもつ生体リズムを「ウルトラディアンリズム」と呼ぶんだそうです。

わたくしも初めて聞きました。

このリズムは、レム睡眠に限らず、性ホルモンや心拍をはじめ多くの内分泌機能や自律神経活動に認められるもんなんだって。

温湿度を一定にして、食事を取らず、安静にしていても認められるため、体内(おそらく脳内)にその発振源があると考えられてきたそうなんですが、これまでその発現メカニズムは不明だったため、あまり一般的にも知られなかったわけですね。

つまり、このリズムが一日を通して、発動していたとするなら、昼間に深いノンレム睡眠のサイクルがきてもおかしくないわけですよ。

それが証拠に、毎日決まった時間に起きてる平日以外の、比較的遅くまで寝ていた休日などは、朝昼兼用の食事を取っても、そのまま眠くなるという事は少ないわけです。

どちらかと言うと、こういった休日の場合、夕方〜夕方過ぎにサイクルがやって来るため、サザエさんとか、ちびまる子を観てる夕食時に、なんだか眠いとなったりするわけです。

もちろん、さまざまな環境条件の影響を受けるため、眠気のウルトラディアンリズムを普段の生活で自覚することは少ないわけなんです。

いくら、昼間にリズムがくるとは言え、非常に興奮した状態なら、そこまで眠気もきませんから、日によって違うのは当たり前なわけです。

さらに睡眠と自律神経は、切っても切り離せない関係性がありますので、自律神経のリズムとの連動性も考えられるわけです。

つまり結論的に、人によっても環境によっても、このリズムは違うはずなんですが、ある程度の決まった日常なら、一定してるって可能性はかなり高いはずです。

だとしたら、うまくこのリズムを利用したら、無駄な時間が有効に使えるかもしれません。

例えば、自分的には就寝時間だとしても、リズムがレム期なら、眠れたとしてもすぐに目覚めてしまう可能性がありますから、それなら次のノンレムまで時間をうまく使う方が結果的には有効でしょ?

要は、こういった短い生体リズム「ウルトラディアンリズム」というものを理解し、自分のリズムを理解することが大事です。

これさえ掴めれば、「眠くなる」タイミングに寝れるようにもなりますし、逆に目覚めるタイミングもキチンと掴めると思います。

つまり、気持ちよく寝て、気持ちよく起きることも可能になるわけですね。

ここで、お勧めなのが、昼間に眠くなってしまった時に、その日何時に起きて、前夜は何時に寝たかということを、シッカリメモしてみて下さい。

これを続けると、段々自分のリズムが理解出来るようになるはずです。

想像してみて下さい。

昼食後、午後一の会議なんかで、死ぬほどの睡魔に襲われ、もがき苦しんでる自分を…

「今、寝れたらどれだけ幸せか」

ってな経験、誰にでもありますよね。

この「今寝れたら」って最高の睡魔が、就寝時間にきてくれたら、それだけで毎日寝るのが楽しみになっちゃうでしょ?

そのカギを握る「ウルトラディアンリズム」。

これからも勉強していきたいと思います。

では、今日一日頑張って、最高の眠りにつきたいと思います。





rizum




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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