2017年09月28日 [色々なこと]
(続)(続)Voynich Manuscript(ヴォイニッチ手稿)
お疲れ様です。院長です。
9月28日木曜日でございます。
もう9月も終りですよぉ〜…。
10月に入るという事は、今年も残すところ後3ヶ月ってことになりますし、だんだん慌ただしさが出てきます。
てな感じで、急に年末感を出してみましたが、ま、まだ暑い日もあるしね(笑)
ピンとはきませんが、アッちゅうまに月日はながれちゃうからね。
そんな月日の流れからの今日のお話は、つい10日前に書いたネタの続報です。
ほんとに10日前、これまで解読不能とされてきたヴォイニッチ手稿が解読されたというネタを書いたばかりなんですけど…
早速、反論が出ました(笑)
反論っつっても、わたしが反論されてるわけじゃないですよ。
この「解読」に、異議ありってことで、専門家たちが騒ぎ出してるわけですよ。
こういった記事には結構「専門家」って表現がされてますが、解読した人も「専門家」やしねぇ…
では、とりあえずどういう経緯なのかみていきましょう。
まず、この「ヴォイニッチ手稿解読のニュース」は世界中で、かなりの大反響となってました。
そして解読に成功したという報がネットで広まると、懐疑的な暗号マニアや学者などの反骨心を刺激されたのか一斉に反論が沸き上がったわけですね。
ハーバード大学ホートン図書館のキュレーターであるジョン・オーバーホルト氏は、「ヴォイニッチ関連の話は受け入れかねる」と発言してますし、中世研究家ケイト・ワイルズ氏も「某中世史家の仕事はまだ理解できない。個人的には彼の略語の解釈には反対だ」と話されてます。
この二人もその筋では著名な方のようで、真っ向から反論されていますから、もうどやねんって感じです。
そもそも、奇妙な挿絵が描かれた15世紀の手稿は、1912年に発見されて以来、議論の的となり、また陰謀論と絡めて論じられてきました。
解読したギブズ氏は論文の中で、ヴォニッチ手稿は女性の健康の手引書であり、不思議な記述はラテン語の変わり種の略語であると主張しています。
しかし彼の解釈は実際に中世ラテン語を読んでいる人にはピンとこなかったようで…
アメリカ中世学会のディレクターを務めるリサ・フェイギン・デイビス氏は、「文法的に正しくなく、意味あるラテン語にならない」とアトランティック誌のインタビューで発言しています。
デイビス氏によると、ギブズ氏の論旨の大部分は、ヴォイニッチ手稿にはかつて目次が存在し、それがあれば省略形の意味が分かったというもの。
残念ながら、手稿は数ページが欠けているという事実以外、その目次が存在したという証拠はないわけで…。
一方でヴォイニッチ手稿が女性の健康について記したものという主張は正しいかもしれないとのこと。
ですが、それはギブズ氏が最初に提唱した説ではなく、彼が着目した手がかりを用いて、多くの学者が同じ結論に至っています。
ですから、ギブズ氏の主張は、すでに議論された学説をまとめ、推測の域をでない翻訳を行なったにすぎないものだということ。
しかも原本が存在する図書館に問い合わせることもなかったそうなんです。
ギブズ氏によると、論文はテレビ番組向けに執筆されたものだということ。
つまりは、よくある都市伝説検証番組みたいなんに、専門家としての意見として論文を書いたらこれが大反響になっちゃった的な?
さらには、ギブズ氏のこれまでの著作がテレビの脚本を書き、売る方法に関するものであることを考えると、彼の目的は自分の脚本の宣伝だったのかもしれないなんて売名説まで出る始末ですわ(笑)
ということで、内容的にはどうも女性の健康法だろうということで、多数の意見は一致してるようですが、まだ解明とはいかなかったってことですかね。
んん〜…
何とも納得しがたい結末ですが、まだ解明されてないという事は、まだこれから解明されるかもという事で次の展開に期待しましょう。
じゃ、最後に今回もこの「ヴォイニッチ手稿」の全ページを無料で閲覧、ダウンロードできるページがあるので紹介ときます。
バイネッケ稀少図書・書簡図書館のページで、ここで「Export as PDF」というボタンを押し、現れた「Entire Set」という表示をクリックすると、ヴォイニッチ手稿のフルカラーPDFのページが表示されます。(ダウンロードは上部のボタンを押す。容量は100MB)
では続報が出ればまたお伝えします。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月28日木曜日でございます。
もう9月も終りですよぉ〜…。
10月に入るという事は、今年も残すところ後3ヶ月ってことになりますし、だんだん慌ただしさが出てきます。
てな感じで、急に年末感を出してみましたが、ま、まだ暑い日もあるしね(笑)
ピンとはきませんが、アッちゅうまに月日はながれちゃうからね。
そんな月日の流れからの今日のお話は、つい10日前に書いたネタの続報です。
ほんとに10日前、これまで解読不能とされてきたヴォイニッチ手稿が解読されたというネタを書いたばかりなんですけど…
早速、反論が出ました(笑)
反論っつっても、わたしが反論されてるわけじゃないですよ。
この「解読」に、異議ありってことで、専門家たちが騒ぎ出してるわけですよ。
こういった記事には結構「専門家」って表現がされてますが、解読した人も「専門家」やしねぇ…
では、とりあえずどういう経緯なのかみていきましょう。
まず、この「ヴォイニッチ手稿解読のニュース」は世界中で、かなりの大反響となってました。
そして解読に成功したという報がネットで広まると、懐疑的な暗号マニアや学者などの反骨心を刺激されたのか一斉に反論が沸き上がったわけですね。
ハーバード大学ホートン図書館のキュレーターであるジョン・オーバーホルト氏は、「ヴォイニッチ関連の話は受け入れかねる」と発言してますし、中世研究家ケイト・ワイルズ氏も「某中世史家の仕事はまだ理解できない。個人的には彼の略語の解釈には反対だ」と話されてます。
この二人もその筋では著名な方のようで、真っ向から反論されていますから、もうどやねんって感じです。
そもそも、奇妙な挿絵が描かれた15世紀の手稿は、1912年に発見されて以来、議論の的となり、また陰謀論と絡めて論じられてきました。
解読したギブズ氏は論文の中で、ヴォニッチ手稿は女性の健康の手引書であり、不思議な記述はラテン語の変わり種の略語であると主張しています。
しかし彼の解釈は実際に中世ラテン語を読んでいる人にはピンとこなかったようで…
アメリカ中世学会のディレクターを務めるリサ・フェイギン・デイビス氏は、「文法的に正しくなく、意味あるラテン語にならない」とアトランティック誌のインタビューで発言しています。
デイビス氏によると、ギブズ氏の論旨の大部分は、ヴォイニッチ手稿にはかつて目次が存在し、それがあれば省略形の意味が分かったというもの。
残念ながら、手稿は数ページが欠けているという事実以外、その目次が存在したという証拠はないわけで…。
一方でヴォイニッチ手稿が女性の健康について記したものという主張は正しいかもしれないとのこと。
ですが、それはギブズ氏が最初に提唱した説ではなく、彼が着目した手がかりを用いて、多くの学者が同じ結論に至っています。
ですから、ギブズ氏の主張は、すでに議論された学説をまとめ、推測の域をでない翻訳を行なったにすぎないものだということ。
しかも原本が存在する図書館に問い合わせることもなかったそうなんです。
ギブズ氏によると、論文はテレビ番組向けに執筆されたものだということ。
つまりは、よくある都市伝説検証番組みたいなんに、専門家としての意見として論文を書いたらこれが大反響になっちゃった的な?
さらには、ギブズ氏のこれまでの著作がテレビの脚本を書き、売る方法に関するものであることを考えると、彼の目的は自分の脚本の宣伝だったのかもしれないなんて売名説まで出る始末ですわ(笑)
ということで、内容的にはどうも女性の健康法だろうということで、多数の意見は一致してるようですが、まだ解明とはいかなかったってことですかね。
んん〜…
何とも納得しがたい結末ですが、まだ解明されてないという事は、まだこれから解明されるかもという事で次の展開に期待しましょう。
じゃ、最後に今回もこの「ヴォイニッチ手稿」の全ページを無料で閲覧、ダウンロードできるページがあるので紹介ときます。
バイネッケ稀少図書・書簡図書館のページで、ここで「Export as PDF」というボタンを押し、現れた「Entire Set」という表示をクリックすると、ヴォイニッチ手稿のフルカラーPDFのページが表示されます。(ダウンロードは上部のボタンを押す。容量は100MB)
では続報が出ればまたお伝えします。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院